義母は可哀想と言うか、哀れと言うか
あれほど嫌いなショートへ行ったことも何の記憶もなく
帰って来てからも、失語症のように声を出さず話さず・・・

言っても言っても、歯磨きが出来ず
もう4日間確実に歯を磨いてない。

ショートから大量の洗濯物を持って来たので
今日、義母の分おまとめ洗いした。
家の中は義母の洗濯物で満艦飾。

それでも「ありがとう」も「すみません」も言えなくなった。
言わなくなった。

夫と買い物に行って
お茶してたら隣にきれいな色のベレーをかぶって
同じ色のブレザーを着たおばあちゃんが座った。

「あんなに足元よたよたしてても、お洒落して
一人でお茶をして帰ろうとしてるなんてすごいなぁ」

羨ましげに夫が言う。

「お義母さんだって、これしきのこと十分出来るはずなのよ。
それをまったくすべて捨てちゃってるんだもの」


「もともとの性格と言えばそれまでだけど
本当にやる気ゼロ!
ご飯食べてても食べなくても、『私、ご飯たべたのかしら?』
とでも言えばいいのに、それさえ言えないしね~・・・・・・・・・ため息」

なんでこんなに何も言えないのだろう?

言わないでも行動でわかって頂戴的。

時計を見たり、トイレに頻繁に出て来たり。


買い物から帰って来たら

ダイニングテーブルの上に義母の本が置いてあって
コタツの上にも本が二冊出てて、クリスマス時期の古いダイレクトメールが置いてあって

( 「なにしてたんだろう?」)と二人で首を傾げた。

それから買い物の荷物を冷蔵庫に入れてたら

昨日娘が持って来てくれたケーキの箱がパカッと開いてる。

はは~ん、こんなことは出来たのね。

何も出来ず、頭が空っぽになっても冷蔵庫をあければ

何かある・・・という知恵はまだ衰えてないらしい。


あ!!!ケーキ舐めたのかな?