クリーニングから戻ってきたばかりのスラックス。
千鳥がけで裾上げして昨日デイに行くのに履かせた。
今朝、朝食で義母を呼んだら
よろよろしながら出てきてトイレに向かったの。
その後姿を見たらビックリ。
昨日履かせたスラックスがよれよれなの。
食卓についた義母に
「スラックスのままで寝たの?」と
パンにバターなんか塗りながら自然に言ってみたら・・・
「い~~~え~~」 (とんでもない!)が、このあとにつきそうな
言い方で否定した。
「それじゃスラックスだけ脱いで寝たの?」と
目をまん丸くして聞いてみたwww
「・・・・・・・・・あ、そ、あ・・・」
すると夫が横から口を出して
「そんなわけないだろ?!夜中にトイレに起きてくる時も
その恰好じゃないか!
なんで着替えないんだ。面倒ならせめてズボンだけでも
パジャマになれ!」と言った。
義母、そんな~!とばかりに
「ふふふふふふ」といつもの含み笑い。
「笑ってる場合じゃない!それなら一日パジャマで
居てくれた方がまだスッキリする!年寄りなんだから!」と言うと
また
「(そんな冗談ばっかり)ふふふふふふ」と笑ってごまかす。
義母の前で
「言ってる意味がわかってないね」
「全然わかってないよ」
義母、テレビ観て笑ってる。
かくして、この間デパートで買ったばかりのスラックスは
もうパジャマになりさがった。
私は嫁です。
高齢の姑がデイに行くのに、いくたびパジャマのような
同じ服を着て出かけたら
一体どんな冷遇されてるのかと思われても仕方がない。
夫と気を配っていても
このように着た切り雀どころか、それ以上に
パジャマでお出かけみたいによれよれ、クタクタ、しわしわの
服で行くさまは、黙って見ていられない。
それを今日、お稽古の時Nちゃんに話したら
Nちゃんのお母さんも同じだったとか。
デイでお誕生会があるので着替えさせても、また元の服に
着替えてしまったとか。長いこと同じ服でデイに行ってたとかww
そうか、そんなの気にしなくていいのね。
娘だろうと嫁だろうと、年寄りはみんな同じだと
デイの介護士さんたちはちゃんとわかってることなのね。
だけど、本当にびっくりするのは
それだけ認知になっていても・・・・
また元の同じ服に着替えるという能力があるということ。
起き掛けの幼稚園児みたいに、制服着せられ、帽子かぶせられ
お弁当のバッグぶらさげて 通園バスにすすすす~と乗り込む
わけじゃない
特殊な能力が残ってるということ。
家の義母も、着た切り雀のくせに
気に入らない服は、あっという間に脱ぎ捨てる。
だからこそ厄介で、認知症なんだからとひとくくりに
考えられないことが多い。
「私を馬鹿にしないでよ」
そんな表情が時々、あらわれてくる。うむ~~~っ。