ある日、校庭で黒人のハーフのMちゃんと
鉄棒をして遊んでいた。
Mちゃんが鉄棒でくるっと回ったその瞬間
私はMちゃんのパンツに釘づけになった。
当時、女の子はみんなブルマーみたいな裾にゴムが
入ったパンツか、味気のない白い綿のパンツ。
そうワカメちゃんスタイル。
短いスカートにパンツが見える。
Mちゃんは、そんなパンツじゃなかった!
白いパンツにレースがついたお洒落で
まるで少女雑誌から飛び出てきたようなパンツと言ったら
おかしいかしら?
とにかく白いレースがお尻に輝くばかりについていた。
私もあんなのが欲しい!と思った。
女の子ですもん。
どうしたら、あんなパンツが買えるか考えた!
子供だからMちゃんにどこで買ったの?なんて聞く知恵があるわけもない。
それで思いついたのが
そうだ洋品店に行こう!
私は自分の貯金箱をあけて洋品店に行った。
が、そんなパンツはないどころか、子供がお金を持って
パンツを買いに行くこと自体おかしい。
すぐに懇意にしている洋品店から家に連絡が入った。
祖母はびっくりして、何故パンツなど買いに行ったのかと。
それで、ことの次第を話すと
祖母がまた、私を連れてその洋品店に向かった。
パンツを並べられたけど
Mちゃんが履いてたようなレースのついたパンツなど
ありもせず、これでもない、あれでもないと言う私を尻目に
結局祖母が白い普通のパンツを買ってしまい
落胆しながら家に帰った。
それっきりパンツのことは忘れてしまったけど
娘が産まれて、姉が初めて見る女の子の誕生に喜んで
プレゼントを沢山買ってくれた中に
白いレースが三段お尻についたパンツが入っていた。
いろいろプレゼントを頂いた中で
このパンツの嬉しさったら・・・
あっ、あの時のMちゃんのパンツみたいだ!と小躍りした。
長女がまだオムツをしているその上に
お尻レース三段の可愛いパンツが重なった。
あのパンツは長いこと大事にとってあったのに
いつのまにか色あせて姿を消してしまった。
なんとも懐かしい思い出。