去年秋口までには、三つの物を記憶させて

そのうち一つは思いだせたのに


最近は一つのことの記憶も難しくなった。


今朝の食事テスト・・・

まず日付から始めたけど、昨日が二月二十一日だから

今日は三月二十一日だと頑張る。

どう説明しても、次は三月になる。


今、食べ終えたお皿を目の前に、今食べたものを書くように言ったけど

お米を食べたのかパンをたべたのかさえわからないと言う。


とりあえず、お皿にバナナの皮があって「バナナ!」と言ったけど

ポテトサラダも、生野菜もハム二枚豆パンは何一つダメだった。


さて、夫が外出して

私と義母でお昼を食べた。

「これは、ししゃも。これはフキとさつま揚げの煮物、真ん中は

カボチャ、左はたくあんよ」と説明した。

食べ終えてすぐに

またメモ帳に書くように促すと、もう日付もわからない。



このお皿に何が載ってた?と聞いても無理。

こっちのお皿には、みんなお義母さんの大好きなものが

載ってたのよ、なんだった?と言っても

とうとう何も思い出せなかった。

全部また教えてメモ帳に書かせたけど


メモ帳を伏せて、メモ帳を閉じて!と言う言葉も

理解できなかった。「どうするのどうすればいいの」と混乱する。

もちろん閉じたら、今書き出したものも

さっぱり忘れてるし。


もう、義母の頭に食べたもの一つ入る余地がないのだろうか?





さて、夜お風呂にして義母を入れ、今日はちゃんと言うことを聞いて

パジャマで出て来たが


部屋に入って、また服に着替えてくる。

なんのこっちゃない。

お風呂から自分の部屋への通路だけパジャマになっていただけ。

夫が部屋から服に着替えてきた義母に唖然として

また怒る。また服で寝るつもりか?


怒られてまた

今度は全部服にきがえてきたの。

もう、ホント義母どうかしてしまった。


言ってることの意味がまったくわからなくなった。

通じなくなった。


認知への進行が速すぎる。


認知を回避したくて

今まで義母にボケないためにと、いろんな提案をしてきた。

が、ことごとく義母の反発にあった。


「私はそんな年じゃない」

鼻先でふふんっと笑って拒絶してきたけど


よそ様のお年寄りを笑ってるうちに自分がこんなに

なってしまったのです。