作家の山崎豊子氏に続き作詞家の岩谷時子氏の訃報が

テレビで流れ、義母、うなづいて観ていました。


何を「うんうん」とうなづいたんだろうと、聞くに聞けないけど

家の義母は、まだまだ健在だし、まだまだこういう訃報を遠くの

出来事のように思ってる節がありますのよドクロ


今朝もね、昨日と同じように朝食をじっと見つめ

なかなか手を出さないのです。

それで「食欲がないんですか?」と聞いてみましたの。

そうだったら嬉しい困ります。


そしたらね、うっかりそんなことを言って

嫁に朝食下げられたら大変とばかり

「いいえ」と言って一気に召し上がりましたの。


「やれやれ」また今日も不満顔ながら完食でしたわ。

今日も元気でご飯がうまい、義母なのでした。

それからすぐに午前寝に入った頃


義母からみると義姉?義妹?同じ年齢ですから

どう呼ぶんでしょう・・・電話がありました。

義母、寝ぼけプラス本ボケで、「さようでございます」なんちゃって

しばらくしたら、正常に戻ったようですが

なにやらメモを取っています。


夫と二人で聞くとはなしに聞き耳立てていたんですが

(もしや、何かのお誘いかとウキウキ気分で・・・)

長いことメモとりながら

電話を切ったら、何一つ覚えてないようで

そのメモさえ意味不明です。


この叔母は、義母と同じ年齢にも関わらず

アルツハイマーになっている叔父の世話やら病院の付き添いやら

食事の支度、5匹の猫ちゃんの世話までこなし本当に

気丈にやってる方です。

子供がいないので叔母が一人で頑張るしかなく

夫も、「たまには、おふくろから電話してやればいいものを!」と

言うんですけど

「んふふふふふ」と、いつもの空しいごまかし笑いです。


山崎豊子氏や岩谷時子氏と比べても仕方がないけど

義母を見てると情けなくなります。


叔母は、本当にしっかりとしています。

いまだきれいにお化粧して、外出着もお洒落で

いつも、いろいろなベレーかぶっています。白髪で

赤い口紅なんかつけて、とてもきれいです。


そんな叔母(義母にとって義姉or義妹)を義母は

子供がいなくて哀れな人と さげすんで見てるわけです。


確かに家の義母は見かけだけは若いです。

でも、それがなんだと言うんでしょう。


こどもに依存して、何もせず何もできず、食べて寝るだけの

生きる意味もないような暮らしぶりです。

病院以外一歩も外に出ません。


我が家からMSの表玄関まで、行ったり来たりしたら?と言うと

それがもう馬鹿にされたような顔つきで不機嫌になります。


今日、夫と外へ出かけたら

ステッキ持ったご主人を支えて、表玄関まで

歩行訓練でしょうか?行ったり来たり歩いてる老ご夫婦がいました。


こうして、ほんのちょっとの生活の工夫・・・

出来ないことを探すんじゃなくて

出来ることを一つでも探す工夫、あるいはアドバイスも

無碍にします。


こういうことが何一つ出来なくて

顔も洗わず、頭は寝起きのままで

お洒落にも無頓着になり

パジャマの着替えさえ億劫で・・・


何が

「あの人は子供がいないから」


「今頃、こどもがいていいわねぇと羨ましがったって

今まで夫婦二人で好きなように暮らしてきて

何がこども、こどもなもんですか」


なんて口だけ達者なんて

何の意味があるんです?


最愛の息子からも嫁からも日々

うとんじられて、そのままあの世へいらっしゃるなら

一日でも早くてよろしくてよ。