「可愛げないな」
わざとに言ってみた

本当のことなんて言えないから

精一杯の強がり


伊達眼鏡

返さなくてはいけないのは気づいてた

でもこのまま持っていれば
また次会う理由になる

だからあえて言わなかったんだ


もう昔みたな心の揺れはない

でも思い出が深すぎる分だけ

今でも特別なんだ


でも相変わらず交わらないな

くれた誘いの電話も

今日あなたの選んだ眼鏡は好評だった

あなたを断って
眼鏡から見えた景色は良かったのかな

何が残るのだろう
何か残ったのだろうか

楽しかったですか?

夏がくる

悲しい記憶と
楽しい記憶が

入り混じる
大好きな季節

「何回も思い出して踏み止まれたんだ」

「いてくれてありがとう」

その言葉が
僕の存在価値だから

「こちらこそありがとう」