本日CT結果が出て、異常なし。
腫瘍マーカーも「6」。正常値です。

全ての治療、検査を終えました。

これからは毎月1回、採血での経過観察となります。

風前の灯火のようになっていた32歳になりたての私。

看護師さん、家族、親友、友人の支えと、なによりも先生のご尽力により命に再び火を灯していただくことができました。


そして自分で言うのもなんだけど、、
私は結構頑張ったと思う。

痛みに耐えるのは当たり前だ、生きているから痛いんだと考えるようにしていた。

病気になってしまったことを「なんで私が?」と思わなかった。

悲観して泣かなかった。
涙はうれしい時だけ流した。

治ると信じて、いいと言われることにはなるべく積極的に取り組んできた。

私を支えてくれる人たちがいる限り、本人が努力しないなんて不義理はとてもできないもの。

そんな私の腫瘍マーカーの推移(CA125)

2011年1月告知時:9000以上

術前抗がん剤1回投与後:7500


術前抗がん剤2回投与後:500

術前抗がん剤3回投与後:198

術前抗がん剤4回投与後:89

5月の手術直後:40

手術後1ヶ月:19

術後抗がん剤1回投与後:8

術後抗がん剤1回投与後:7

術後抗がん剤2回投与後:6

術後抗がん剤3回投与後:8

術後抗がん剤4回投与後:6

術後抗がん剤5回投与後:5

と下がっていった。

手術も告知時には2~3回行うと言われていた。
それが手術も1回で先生が取りきれるくらいに腫瘍が小さくなったのだ。

偶然かもしれない、ただ単に薬が効きやすいがん細胞のタチだったかもしれない。

がんを告知されたらまずショックで心神喪失状態になってしまうのは仕方ないかもしれないけど、がんという病名のインパクトに負けてはいけないなと思った。

私の場合お腹にがんが散らばってから病気がわかったけれど、ということはその前からずーっとがんには罹患していたのに元気で生きていたのだから。

人間、そう簡単には死なないな、って。

恐るるに足らないなって。

人は生まれた瞬間から死に近づいているけれど、「その日」は今日から一日でも遠い日であってほしいな、と願って。

そしてこんな穏やかな日を迎えられたことに今はただただ感謝です。