つかこうへいさんが亡くなられました。
62歳、肺癌を患われていました。
昔、学生劇団で芝居をしていた私にとって、つかこうへいさんは憧れの人でした。
『熱海殺人事件』『いつも心に太陽を』『ヒモのはなし』『ストリッパー物語』『寝盗られ宗介』『銀ちゃんのコト』『蒲田行進曲』等々…
当時京都に住んでいた私、時間とお金があれば、京都は勿論大阪や滋賀まで芝居を観に行きました。
平田満さん、風間杜夫さん、萩原流行さん、酒井敏也さん、根岸季衣さん、岡本麗さん、みんなみんな初めて見たのは、つかさんの舞台でした。
つかこうへい事務所の解散公演、初めて東京の紀伊国屋ホールまで当日券を求めて足を運びました。
当日券売場に並んでいた時、関係者の方が「ちょっとおいで」と私と私の後ろに並んでいた女性に声を掛けてこられました。
そして「リハ、見せてあげるよ」と。
ホールの中では、つかさんが客席の中央に座って、舞台に向かって芝居をつけている真っ最中。
一通りリハが終わった後、持っていたつかさんの本に直接サインをしていただくことまで…
未だに、なぜあの時私たち2人だけ中に入れてもらえたのか謎のままですが。。。
最近はつかさんの舞台を観ることもなかったのですが、訃報に接して昔のことがいろいろと思い出されました。
つかさんの残された遺書には
「友人知人の皆様、つかこうへいでございます。思えば恥の多い人生でございました。先に逝くものは、後に残る人を煩わせてはならないと思っています。私には信仰する宗教もありませんし、戒名も墓も作ろうと思っておりません。通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます。しばらくしたら、娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。今までの過分なる御厚意、本当にありがとうございます」
とあったそうです。
最後までつかさんらしい…
つかこうへい様
たくさんの思い出をありがとうございました。ゆっくり、おやすみください。