『ミラノの帝王』
ジョルジオ・アルマーニ
Giorgio Armani 【1934-】
1934年7月11日 イタリアのピアテェンツァに生まれる。
兵役に召集される。
兵役後、ビジネスの世界に強い関心を抱く。
ミラノの百貨店のウィンドウ・ドレッサーに就く。
数年後、紳士服のトップバイヤーとなる。
セルッティ社から声がかかる。
オートクチュールからデザイナーブランドの
プレタポルテ時代が到来する。
セルッティを離れ、デザイナーとして数社の仕事をこなす。
1975年
建築事務所で働く友人セルジオ・ガレッティの誘いで
「ジョルジオ・アルマーニ」を設立。
アメリカを始め世界のキャリア・ウーマンの
絶大な支持を集める。
1981年
若者に照準を合わせた「EMPORIO ARMANI」、
「ARMANI JEANS」の新しいラインを設立。
ファーストライン「GIORGIO ARMANI」の
ヤングラインだったが、若者ばかりでなく、
大人のしゃれたカジュアルウェアとして人気に。
現在、エンポリオは全体の売上げの40%を占める。
1982年
アメリカ「タイム」誌の表紙を飾る。
ファッションデザイナーが表紙を飾るのは、
クリスチャン・ディオール以来の快挙。
アルマーニは映画好きで、映画関係の仕事を多く引き受けた。
「アメリカン・ジゴロ」でリチャード・ギアが着用し、
「アンタッチャブル」ではケビン・コスナーや
ショーン・コネリー、アンディ・ガルシアなどが身を包んだ。
ハリウッドやイタリア女優の賞の受賞式などでの着用も多い。
また本人を描いたドキュメンタリー映画「Made In Milan」がある。
1991年
カジュアルライン「A/X ARMANI EXCHANGE」をスタート。
現在、ファッションブランドの枠を超え、トータル・ライフスタイルの
提案するビッグブランドとなっている。
日本は、コンセプトストアが銀座に銀座タワーがある。
また41歳で独立したアルマーニは、
「ファッションは時代のライフスタイルに合ったもので、
ナチュラルで着心地のよいものを追求していくと、
自然とシンプルなものになっていく。」
「普通の人ならキャリアを積んでいる年齢。
それからは、夢中で働き、仕事以外の時間を
許さないことにした。」と語り、
ビッグブランドの中でデザイナー自身が創業者で
会社のオーナーでCEOという例は他にないそうです。
街でアルマーニのアイテムを身につけている男性を多く見かけますね。
ビッグブランドには避けられない現象ですが
私の抱くジョルジオ・アルマーニ自身の像は、
品があり、セクシーで、紳士的なイメージですが、
今日のブランドイメージは、違うものになっている気がします。
Danke
