『20世紀最大のデザイナー』
シャネル
Gabrielle Chanel 【1883-1971】
シャネルの本名は、「ガブリエル・ボンヌール・シャネル」。
フランスのソーミュールという小さな町で生まれる。
※生前のシャネルはオーヴェルニュ地方出身と語っていた為、
オーヴェルニュ地方出身と記されている書物が多い。
シャネルは12歳で孤児となって修道院で育った。
十代のうちにお針子となり、田舎のナイトクラブで
歌っていたこともある。その頃歌っていた歌の題名から
「ココ」になったとも言われている。
裕福な、あるいは身分の高いボーイフレンドたちによって、
シャネルはファッションセンスを磨き、世に出るきっかけを得る。
20代後半に、社交界で名を広め、パリで店を持ち。
オープン当初は帽子店だったが、瞬く間に婦人服の店を開業し、
3年で銀行への借金を全て返済した。
シャネルの手掛ける洋服のデザインは、白と黒を基本色とした
シンプルで、実用性と機能性を備えているデザイン。
また、ジュエリーの製作も手がけ、モード界のトップに踊り出た。
彼女のジュエリーは宝石を使った伝統的なデザインを
脱却した斬新なもので、コスチュームジュエリー界に次々と
新風を巻き起こし、ヨーロッパやアメリカの自由を求める革新的な
女性たちに圧倒的な支持を得る。
ダイヤを中心とする本物の宝石にフェイクのガラスや
フェイクパール(模造真珠)を混在させたものなど、偽物と本物を
同等に並べる醍醐味は、上流階級への挑戦だったとも。
時代を切り開くスタイルやNo.5の香水、コスチュームジュエリー
などでビジネスを成功させ、1930年代の絶頂期のシャネルの
店には、4000人の従業員がいた。
働いて経済的に自立することで、シャネルにとっての
男と女の関係は、対等になった。
新しい時代のクチュリエールとしての実力が認められ、
『ハーパース・バザー』にジャージャーのドレスが紹介された。
※クチュリエール=女性のオートクチュールのデザイナー
71歳でカムバックし、87歳で生涯を閉じるまで精力的に活動。
1971年1月10日、
パリのリッツホテルで、
ひとり静かに最期を迎える。
パリの最高級ホテルのリッツには今でも、
『シャネル・スイート』と呼ばれる豪華な部屋があります。
現在も、カールラガーフェルト氏が率いるシャネルが、
ハイブランドのトップとして、君臨していますね。
映画化もされ、オドレイ・トトゥ主演『ココ・アヴァン・シャネル』や、
シャーリー・マクレーン主演の『ココ・シャネル』などがあります。
『20世紀最大のデザイナー』と称えられた彼女が、
寂しさを抱えて過ごしていた人生が、伝わってきます。
偉大なシャネルが、より一層、心に深く刻まれる作品です。
まだご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、
DVDも出ておりますので、ご鑑賞くださいませ。
彼女の、「自分を信じる力」の強さに憧れます。
Danke


