ちょっと、苦手なお母さんに出会いました。

「子どもとは」
「教育とは」
「子育てとは」

と、いっぱい聞かせてくれました。



お子さまは、
「言葉足りず※」なのだそうで、
学校で同級生とうまくいかず
お母さんに
「お母さんから言ってほしい」と
「SOSを出してきた」のだそうです。
※正しくは言葉足らずですが、
この方はずっとそう仰ってました。



が、次に仰ったのは
このお母さんは
「日頃から子どもとのコミュニケーションが
とれているから子どものSOSに気づき、
子どもがうまくいかなっかたことがショックで
お母さんが言ってあげるわ!と言った」
のだそうです。


どちらでも良いのですが
仰ることが変わることに違和感でした。


お子さまは、
中学一年生です。
定型発達なのだそうです。



本当に言葉足らずで
お友だちとのトラブルを
自己解決できないのなら、
言葉を教えてあげる方が
良いと思います。


このお母さんの、

「私はみまもりボランティアもしていて
たくさんの子どもたちを見ているし
教育についての知識もある」
などと言う、
どこから自信になったのかわからない
自負?はどうでも良いから、
お子さまが心配になりました。




結局、このお母さんもお子さまも、
本人の課題がわからず、
問題解決はできずに終わりました。

それを、お母さんが受け止められず
きっとお子さんもそうなのだろうと思います。

もしかすると、
解決していないと言うことにすら気づかず
モヤモヤイライラを
逆に募らせるかもしれません。

それは、もう、その原因さえわからず、
次の誰かとのトラブルに繋がり、
そこでまた負の感情を重ね、
大きな固まりになるのは容易に想像できるので、
いつかどこかで
お子さんかお母さんが気づいて
解決に向かったら良いな、と思いました。




私は、「子どもを育てる」ことと
「良いお母さんだと人に思われる」ことは
全然違うものだと思います。

同時にかなうこともあります。
相反するときもあります。

可愛い子には旅をさせよ
獅子の子落とし
もっと、ご自分ではなく
お子様を見ていただきたいなぁ、と
思いつつ、

「私は、子どもが大好きだから、
ニコニコ君のこともやっぱり心配で、
お母さんに伝えたいな、と思って。」
と、優しい方なのだと思います。

私は、同等の優しさを持てず、
本心はお伝えせずに
「ありがとうございます」とだけ...。


我が子の自尊心は守りました。
(そのせいでご講演が始まったのですが)


ニコニコの欲していない彼との関係性も
私の欲していないこのお母さんとの関わりも
いらないな、と思っちゃいました。


でもね?
「また連絡します」って言われました。

次回は、カウンセリングに徹します。




幸せは

すぐ見つかる