夏休みですね。
試験対策の学習会で
講師をする機会が増えています。
一生懸命頑張って、
すごーく溢れそうな感情を
うまく散らすことができずに
ごまかそうと笑顔でいた受講生に
「泣きなさい」と言いました。
自分の失敗が悔しくて悲しくて、
それを、受講する他の人たちに見られるのは
恥ずかしいし悲しいです。
それは、変なプライドとかじゃなくて、
頑張ってきたし張りつめてたからこそ。
決して恥じるべきことでも
悲しいことでもないけど、
自分の心の中は、
不甲斐なさとか自分へのガッカリとか
ネガティブな感情が渦巻きます。
それでも、素直に発表した彼女は、
変な強がりじゃなくて、
泣いてみんなに心配かけたり迷惑かけたり
したくないから涙を堪えて笑っていました。
それが見てとれたので、
私は、「できなかったですね。」
「泣きたくないですか?」と問いました。
「泣きたいです~っ」と
笑って答えた彼女は、ちゃんと涙が溢れて、
私は、
「大丈夫です。ちゃんと泣いてください。」
と、私まで涙ぐんで言いました。
「皆さんが忙しい中勉強して
努力して積み重ねてきたものを、
私は、ほんの少し知っています。
その何倍、見えないところで頑張ってるかは
わからないけど、確実に積み重ねたものは、
絶対に知っています。
ここでは、
泣くことを我慢することに
全力を注がないでください。
そして、ここでの失敗は、
ここでの失敗です。
試験に直結しません。
ここでは、アドバイスが貰えて、
合格に必ず繋げますから、
落ち込んで帰らないでください!
我慢しないで一旦ちゃんと泣いてください。
ちゃんとショックを受けたんだから、
自分と、自分の失敗と、向き合ってください。
泣いて、スッキリしたら、
みんなからのアドバイスがちゃんと入ります。
泣くことを我慢して
折角のアドバイスが入らないんじゃ損です。
みんなの学びになっていることを
どうか誇りに、あとは合格への道を
真っ直ぐ歩いてください」
ほら、涙活とかもあるし、ね?
(泣かせたことに酔ってるわけではないと言いたいのです。)
受講生みんなが、
ライバルである面があっても良いですが、
仲間だと思って欲しいと思います。
切磋琢磨して、
互いに刺激しあって応援し合う
仲間であって欲しいと思います。
ただの学習会よりも、
ほんの少しだけ心に残る出会いだったら
良いな、って思います。
心から応援しています。