退園・転園
お仕事をしている保護者にとって
その決断は簡単ではないと思います。
まして、入園待ちが多数の地域では
現実的な方法ではありません。
それでも、通っている園が危ないと思ったら
その選択肢は持っていても良いと思います。
探しているだけでも良いと思います。
事故は万が一です。
でも、万が一にもあったらいけないと
考えている園や保育者が多くいる一方で、
園や保育者にとっても万が一で
ハズレくじをひくというような考えの
園や保育者の存在も否定できません。
見学
忙しい園や忙しい時期には
煙たがられます。
実際に、迷惑なこともあります。
それは、見られて困るのではなく
子どもたちがイレギュラーな状況に
興奮したり泣いたりと、見学が
保育の妨げになることがあります。
園によっては、室外から見える窓があったり
カメラを設置していたりします。
そもそもそういう園は信頼度があがります
異変を感じたり
実態を知りたくなったりしたときは、
丁寧にお願いをして
保育の邪魔にならない範囲で見学を
希望したり、申し出たりして良いと思います。
まずは受け入れた園の方が
突っぱねる園より信用できます。
断るとしても
「(いつ)なら受け入れられます」等と
見学自体を受け入れる園はましだと思います。
断ったからと言って悪い園とか
怪しいということにはなりません。
連絡・確認
連絡ノートに、時々でも良いので
子どもだけのエピソードが書かれていると、
信頼度があがります。
基本的に保育者は
子ども一人一人を毎日見ています。
とはいえ、
特に書くほど目立ったエピソードが
ないこともあります。
お迎えのときに口頭で伝えることもあります。
保育士によって
申し送りが頭に入っていない
一人一人を把握していない
一人一人を認識していない
保護者への連絡を気にしていない...
といった、信用できない場合があります。
ほとんどの職員がそうなのであれば、
園全体がなおざりで杜撰だと思って
良いかもしれません。
ノートに書く時間よりも
子どもとの関わりを優先したいから
毎日記録しない保育者もいます。
そういうルールの園もあります。
例えば登園時に
「朝、ちょっと食欲がなくて」
「朝、いつもより元気がなくて」
「昨日帰ってから何となくいつもと違って」
等と伝えて、降園時に
「しっかり食べてましたよ」
「元気でしたよ」
「いつも通りでしたがまた教えてください」
等と、1日気にして見ていたことが
わかる保育者は信頼度があがります。
ケガをしているのに
保育者から何の伝達もなかったら
ちょっと信用できない場合があります。
何度もあるようなら
注意した方が良いかもしれません。
軽いケガでも
「これ、何があったかわかります?」と
聞いてみても良いです。
一度くらいなら
「すみません。わかりません。」
ということもあります。
正直にそう言っただけマシかもしれません。
最悪な例で言えば
「自分で噛んでました」と言われたけど
角度的に自分では無理なのが明らか
なんてこともあり得ます。
何度も、もしくは連日
保育者が把握していない場合は
悲しい事故が起こる可能性が隠れています。
その他の何でもないような連絡を
いい加減にしていると感じることが多ければ
時々確認をしてみると良いと思います。
相談・クレーム
保護者の立場では、
モンペやクレーマーと思われたくないです。
その線引きが難しいかと思います。
まずは
感情的にならない
園側の話も聞く
一旦持ち帰る
と言ったことに気を付けて、
「相談」をするのが良いと思います。
文句を言うというより、
「こういうものですか?」と聞く感じです。
例えば、一歳くらいの子が
お友だちを噛むことはよくあります。
三歳位までは、
言葉が出ないから噛むこともあります。
発達の特性などで
噛むことに出るお子さんもいます。
保育者は基本的に
阻止できなかった園や保育者の
責任と考えます。
「相手の親から謝ってほしい!」には
対応できない/しない場合が多いです。
ただ、園や保育者からも謝罪がないのは
考えものです。
「昨日も噛まれてたようで、
お家で◯君がいつも噛むと話すのですが、
どんな感じですか?」
と聞くだけで
保育者は把握していなかったとしても
「気を付けてみておきます」と
きっと噛まれることは減っていきます。
「お友だちの真似をして
バカとかクソババアとか言い出したのですが、
どうなんでしょう?」
「お弁当を残すのですが
どうしたら良いでしょう?」
「お休みの連絡が
通ってなかったみたいですが
どうしたら良かったでしょう?」
という具合です。
そして、
クレーマーというと聞こえが悪いですが
気にしすぎも禁物です。
実際に、うるさい親のお子さんは
絶対に取り残されたり
問題となるような放置はありません。
福岡での事故の裏にも
そのような状況があったと
明らかになっています。
境目が難しく、
「相談」の仕方も状況によるので、
現場をよく知る信頼できる人を作るのも
おすすめです。
ママ友でも保育者でも良いです。