作文を書き始めるのは
多くが小学生からかと思います。
が、学年に合わせた書き方を強いるのは
時として遠回りです。
基礎的な力は、
体験、感動、共感の積み重ねが
不可欠かと思います。
作文の力は
読む、聞く、考える、書くの繰り返しに
なるかと思います。
【書く】ときに、私は必ず
メモを書かせます。
これ、子どもも親もめんどくさいのですが
とっても大事です。
より詳しく、
ここでキーワードを見つけます。
読書感想文にせよ
人権問題にせよ体験記にせよ、
子どもの素直な感想や言葉は
とても面白いのに、
書き始めると書くことに必死で
自分の気持ちを忘れることが多いからです。
めんどくさくてアウトプットしないのは
とっても勿体ないので、
ここは強制して書かせるより
楽しく言葉を引き出すことに
重きを置いてみると良いと思います
思い出話に花を咲かせるイメージで、
書くのは保護者がしても良いと思います
メモを基に、順番をつけます。
- 心が動いた順番
- 時系列の順番
- インパクトのある順番
そして、文章にします。
- 書き出し
- 段落
- 起承転結
- セリフ
- 接続詞
訂正したり提案したりもします。
「他の言い回しはないかな?」
「どんな表現があるかな?」
「どう表現したい?」
「どういう表現が好き?」
こどもは、ノッてくると
どんどんアウトプットしてくれます。
「なんか、前あったじゃん?」
「あの、『やっと』みたいな...」
と、前向きに表現方法を考えて出したり
「何でもいい」
「これでいい」と
飽きて早く終わらせようとしたりします。
できあがりの作文が
そうなるというだけで、
大きな問題はありません

できるだけ作文の力を伸ばすためには、
- ノッてるときを見逃さない
- 楽しくインプットを増やす
- 作文以外のアウトプットの機会を作る
- ノらないときに強要しない
大事にしたいことです

作文に囚われすぎないことで
作文の力をあげていく、つけていく、
矛盾しているようで、
実は楽で楽しい確実な方法かもしれません。