ニコ高1男子が、お友だちに意地悪をしていました。


実際にLINEを見ました。
他のグループや個々のやり取りも、
「これは見ても良い?」と確認しながら
全部見ました。

今回のお友だちとのLINEは、
個人のやり取りや別のグループにもあり、
それも遡って見ました。

今までにも見せて貰っています。
スマホを持ってから何度か見せて貰い、
やり取りや使い方を確認してきました。

そんな中での今回の加害事件でした。


ニコには、

発した言葉一つ一つと向き合うよう話し、

それをどう評価するか問いました。




口で発する言葉と

文字で残る言葉の違い。




一過性の気持ちや

一時的な感情と

長く一緒にいたい人や

大切にしたい人を

天秤にかけることも大切。




ならぬ堪忍、するが堪忍。




変な正義感で盲目にならない。




いかなる理由があっても

人を傷つけることは控えた方が良い。




「悪いやつ」はやっつけていい?

「悪いやつ」の定義は?

もしかすると、誰しもどこかから見たら

「いいやつ」であり「悪いやつ」

なのではないか?




その判断は容易ではない。




口論で勝つことは、

論破することてはない。


弱いものいじめは、

勝つことではない。


誰かを庇って誰かを攻撃するとき、

より正義感が行きすぎてないか

考えなければいけない。







中学校の特別支援学級から一緒の三人は、

よく仲違いもして、また仲直りもして、

時々一緒に遊んでいました。




他にも支援学級で一緒だった子が

一緒になったり外れたりしていました。




外れるときは、

暴力を奮ったり我が儘が過ぎたときです。


三人も、暴力を奮うことがあります。


三人とも、

自制することが難しいときがままあります。




やられたらやり返すし、

お互い様でも「自分が正しい」と思い込んだり

相手を思いやる気持ちが足りないことも

多いです。


三人のLINEグループでは、

「殺す」


「死ね」


「沈めるぞ」


「うざい」


「ばか」


「あほ」


「キチガイ」


「鬱」


色々な心ない言葉が見受けられました。








ニコの言葉もそうです。




私は、見つける度に

ニコには注意してきましたが、

他の子どもたちには言いません。



私は、ニコの言葉だけ正したら良いと、

それだけが私の仕事だと

思っていたかもしれません。




ニコが今回お友だちに投げ掛けた言葉は、

日頃彼らが発していた言葉です。






でも、発達障害の彼らにとって、

「気分が落ち込んでいるとき」には

ひどく傷つくこともあります。




自身も気持ちが不安定だけど、

相手がそうだということを思いやるのが

少し難しいときが多いです。








発達障害児やその他の障害児が

素直で優しいところはあります。

が、それだけではなく、


人間として当然の、

環境に合わせた成長をしていきます。




割りとすぐに染まります。

染まりやすいです。



自分が発したときは
「冗談」と笑って済ませて、
自分が受けて悲しいときには
相手が酷いと感じます。

これは、発達障害児に限らないような気がします。