注射と癌とおかんの涙①


にっこり(中2女子)がまだ小学校低学年の頃

私の友だちが亡くなりました。


子宮頸がんでした。


にっこりは、帰宅後泣き崩れる私の姿を

鮮明に覚えているそうです。


友だちのことも、

うっすら覚えているそうです。


  • 「一緒に遊んだことがある」ということ
  • お見舞いに行ったときのこと
  • 泣き崩れるお母さん


にっこりの記憶です。







友だちは、にっこりが3歳の頃から

闘病が始まりました。


3歳の頃にお見舞いにいき、

点滴をコロコロしながら

笑顔で話したことを覚えているそうです。


「(息子君)くんとも、一緒に遊んだんだよ」

ってことは、

私たちから聞いて

頭には何となくあるそうです。





そして、彼女の死の知らせを聞いた私

泣いた私

帰ってきて泣き崩れた私


を、覚えているのだそうです。





彼女が子宮頸がんだったことは、

「聞いたかもしれないけど、

わかってはいなかった」そうです。


にっこり小学校高学年になり、

頸がんワクチンの話をしたときも、

「お母さんがなったんじゃないし、

イマイチ実感?がないというか、

癌が怖いより注射が嫌だ」と

話していました。


私にとっては「癌で死ぬ」ことが

自分自身に与える衝撃が

一番大きかったのですが、

にっこりにとっては、

「お母さんがこんなに泣くなんて」

というショックが一番だったようです。





にっこりにとっては、

自分の命や癌より

注射の方が怖かったようです。









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