~独り言~

 

今私が専門にしている下肢静脈瘤

私が研修医の頃は、心臓血管外科を志す医師が、一番最初に経験する手術だった

 

当時は血管内治療ではなく、血管を摘出する治療が行われていた

 

まず、切開する場所を決めて、血管を見つける

慣れるまでは、なかなか目標の血管を見つけられないことがある

 

血管を見つけたら、その血管を綺麗に露出させる

ここで、ハサミやセッシの使い方を学んでいく

 

ハサミは切るだけの道具ではないんです

 

血管を露出させたら、その血管にくっついている細かい枝の血管を一つ一つ縛っては切って、縛っては切ってを繰り返す

ここで糸の縛り方や縛り強さを学んでいく

 

糸の縛りが緩いと、先輩に怒られる・・・

 

全ての血管の処理が終わったら、ストリッパーと呼ばれる針金みたいな器具を血管内に挿入し、えいっ!!と血管を引っこ抜く

ここは単純作業

足の長さ1本分の血管が引っこ抜ける

 

慣れるまでは、なかなか衝撃的な光景だった

 

最後に傷を綺麗に縫うのだが、小さい傷とはいえ、命がけで縫合する

素早く、丁寧に、美しく仕上げる

 

傷を美しく縫合できないと、先輩に怒られる・・・

 

患者さんにとっての手術の成否に、傷の出来具合は結構な割合を占める

 

 

基本手技満載の下肢静脈瘤の手術

 

本当に勉強になったなぁ~

 

 

~独り言~