~独り言~
下肢静脈瘤の治療タイミングとは?
普段、診察しながらよく考えていることだ。
患者さんがいらっしゃって診察をし、下肢静脈瘤であれば、現在の状況を説明する・・・・
治療すれば症状が軽くなるだろうなという場合は、治療の説明をする。
ここで必ず説明することが、“下肢静脈瘤は手遅れになる病気ではない”ということだ。
医師の間でも、この認識は科を問わず共通認識となっている。
故に、専門外の医師が診察すると、ほぼ後回しにされてしまう病気だ
詳しい説明も、あまりないかもしれない・・・・
それはそれで間違えではない
世の中、もっと治療を急がなければならない病気もある・・・・
下肢静脈瘤で死ぬことはないし、足を切断しなければならないなんてこともないので・・・・
しかも、いつから治療を開始しても、治すことができる。
しかし、当の患者さん達はそうはいかない・・・・
気になるから受診したのであって、やはり患者さん達には明確な答えを提示しなければならないと思う。
下肢静脈瘤と診断した場合のうちからの提案は二つ
“きちんと治療すること”または、“治療までの間は、悪くならないようにしっかり予防すること”
つまり
手遅れにはならないので、“気になったときが治療のタイミング”であり、“気になるまでは、しっかり予防する”こと・・・
これが大事なことかな。
~独り言~