30分程だったろうか…
名前を呼ばれた。。。
行ってみると小ちゃい小ちゃい骨が…
しっかりと残っていた。。
【これは大腿骨だね…
これは、頭蓋骨だね…
これは…どこの骨かな…?】
とボソボソと独り言を言いながら
オチーの骨を眺めていた…
パパが遺骨を集めて急遽用意した瓶に入れていた。
私はまるでテレビか映画でも見ているかのように
実感のないまま
その光景をただただ傍観していた。
火葬場の方が
『大変申し訳ございませんでした。普段なら涙は出ないのですが…申し訳ございません。』
と謝罪をしてきたので
私は
【私の子供の為に涙を流していただいて、ありがとうございました。】
と作り笑顔の本心で答えた。。。
この子の為に涙を流してくれる人が
私たちの他に居てくれた…
その事実が
ただただ嬉しかった。