2024.3.12
入院後
どんどん異常行動が
ひどくなります。
点滴をハサミで切る。
点滴とテレビのリモコンを
繋げようとする。
なぜか急に怒りだす。
夜中も眠れる薬を投与しても
寝ない。
肝性脳症です。
看護師さんも手が足りず
出来るだけ付き添いを
お願いしたいとのことで
毎日、電車で往復２時間かけて
通いました。
つぼみも
めまい止めの注射をして
タクシーだと６千円はするので
仕方なく電車に。
これがまた"めまい"を誘発して
何度吐いたことか…
あとは親戚に連絡して
会ってもらったり
お義父さんの仕事関係の事務的な事を
代わりにやったり
葬儀の準備をしたり…
自分の感情は
宣告された日に置きっぱなしのまま
悲しんでる時間も与えられず
ただただ目の前の事を１つ１つ
やるだけ。
『もう…生きていたくないな…』
そうつぶやいてしまった…
お義父さんの前で…
お義父さんは点滴を
結ぼうとしながら
『勝手にどうぞ』
思わず
笑ってしまった。
ああ…
またお義父さんに助けられたな。
ありがとう。
それから…
このお義父さんの異常行動は
１週間程でおさまった。
あとから自分は点滴を切って
なにがしたかったんだろう…と。
いや…こっちが聞きたいけどね。
その後、
穏やかな日が５日程続く。
つぼみは
お義父さんの足裏マッサージを
してあげるのが好きで
アロマクリームを持って行って
いろんな話をしながらマッサージ。
それは本当の親子のようで
同室の方からは羨ましがられて
お義父さんは自慢だったらしい。
こんな穏やかな日が
ずっとずっとずっと続いて欲しい。
………。