去ってしまった
想いを寄せた人
残ったままの
惹かれた匂い
運命に背(そむ)いて
泣いてもいい
失いたくなかった
探し歩いたあの日
夏が来て秋が来て
遠くなる余韻
薄れてゆく…
私の中の貴方
冬が来て何度目か
わからない桜
消えてゆく…
貴方の中の私
心の何処かで
奇跡を期待し
待っている
自分がいた
時間が想い出に
変えてゆく…
時間が未練を
遠ざけてゆく…
時が過ぎ去れば
残ったのは
愛した記憶
残ったのは
過去形になった
愛した人…
毎年ゴールデンウイーク頃蘇って来てしまう
五月病でしょうか
心に波風が吹く
そんな季節です
でも一年一年
気持ち的に
軽くなった想い
あんな人とは
もう…
出会うことはないだろうと
思いながら
元気でいてくれるなら
心の片隅にでも
面影が残ってるならば
去ってしまった
別れを尊重し
やっと…
生かしていける
時がすべて
解決してくれる
時が愛した人を
呼ぶ声
癒やしてくれる
時間には適わない
もう時の人…
．