小説★SIRIUSU★⑨ | ☆永遠★

☆永遠★

祈りに変えて…


☆祈り★-ファイル0098.jpg


脚の傷と痛みは
一晩で消えていた

血が流れると…痛い
でも心はもっと痛い

それなのに沢山の人が
血を流し傷付け合ってた

命を賭けて奪い合うほど

「大切なもの……」

領土、戦略、金…


“心”に惹かれ興味を持ったのに

人間の嫌な部分を見てしまった


“強肉弱食”

知らない方が、よかったと…
何となく…
湖から遠ざかっていた


戦いが絶えず死んでいく
“衝撃”



この国に辿り着いたのは
ずっと昔に…
沢山の苦難の山を
乗り越えて来たから!…と


アポロンさんの話しを思い出していた




食べ物は自由
お金も財産もいらない

与えられるものが
すべて平等だから…

危険も不安もない
人を思いやること
あまり…ない

生まれる喜びもないけど
死んでゆく悲しみもない

親子の愛や母性愛を
感じることも
与えることも出来ない

夢や願いがあれば
努力に賭けたかもしれない


死のない光の世界は

出口のない永遠…



“無”になった心は

魂に触れると
感覚で覚えてる感情が
再び、動き始め

周期を超えて
芽を出したがる

寿命ある険しい山でも

実りある
七色の道を歩みたい




姉が「死にたい…」と言ってた
気持ちが少したけわかった気が
した




この国の王が交代した

「方向転換したい人は
名乗り出るように…!」

そんな告示が張り出されたグッド!





続く…




☆祈り★-ファイル0101.jpg





クローバーもうそろそろ最終にしようかと…


まとまりがなくてあせる

詩になってしまってます( ̄∀ ̄)


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