
青い空
見上げながら
時に
掴んだ愛
見つめ
大きくため息つく
愛の型が
家の型に変わり
義務になる
舞い降りて来た
可愛い妖精たち
苺味にしてくれた
“こんなはずじゃなかった”
ジュースが甘かった
このまま
流れてく時と共に
取り戻せない若さ
もう真っ直ぐに
感情のまま
突き進めない虚しさ
怖いものも
失うものもなく
駆け抜けたい心
花が綺麗だとか
青空が
気持ちいいとか
風や季節を
今ほど
感じる間もなくて

乙女になった
妖精の幼女
ワイングラス片手に
“古いほうが美味いよ”
きつめの味に酔う
もう恋など
してはいけないと
言い聞かせる度に
眠ってしまった
忘れかけてた
自分の中の
“女”が雌を出し
心 裏腹
先走る想いに
効かないブレーキ
スピード上げて
好きだと
思いっきり
ぶつかりたい
そしたら私も
貴方も壊れてしまう
安全性が一番
想定外はダメ!
酔い潰れた乙女
魔女になりたいと
ふらふら~歩きは
ほんの一瞬
抜けがら歩きは
これから~一生
好きで一緒になった
嫌気さすムカつき
蹴飛ばしたくなる感情
魔が射す心
“居ても立っても居られない”
味を
毒林檎に変えた

捨てられない
捨ててはいけない
幼女達の笑い声に
微笑みたくなる
心 ここにあらず
だけど
小さな幸せに
ブレーキかけられて
巡る季節に
貴方を想い
抱きながら…
大人になり
母となる
女神に成長した時
一生…
愛せる最愛の人
ひとりに1人づつ
振り分けられたら
いいのに……
いくつになっても
妖しさある女心
一生 燃え続ける愛はない
ならば
一生 冷めない愛に
せめて…