
出会ったトキメキ
舞い上がった恋心
慣れと安心感は違う
時を重ねて
強まってく信頼感が
薄れさせる恋心
変化してく想い
夢のような日々
火付け役の恋
燃え上がった炎
一生の愛なんて
無に近いように
燃え続けてた炎も
いつしか弱まり
時の流れと共に
消えてく…
一定の距離
一定の温度
消えかけた炎は
残り火を
情に
移り変わってく
冷えた隙間に
沁みる淋しさ
燃え尽きた
灰が
退屈と
風に吹かれ舞う
あんなに
好きだったのに
こんなに
近くに居るのに
結ばれなかった
遠い
あなたを
想い出したり
温もり残ったままの
壊れたキャンドル
掘り返し過去の
灯火の温もりにあたる
通りかかりの
焚き火が新鮮で
魔が差す追い風
煌めきかける情熱
火傷すると心に
言い聞かせ抑える心に
静かに恵みの雨
降り注ぐ降り注ぐ…
冷め切った相思
小さな残り火で
燃え続ける限り
その慣れた温度が
心地よい事に気づく
ありきたりな
平凡な毎日を
忙しさに追われれ
積み重ねて来た
生を活け作り
また歩んでく…



墓場まで…
結婚すれば
次第に
夢見てた
生活とは違う
生活に追われ
子育てに
忙しく
仕事や家事に
愛だの恋だの
掴んだ幸せは
隣で
いびき
掻いている
安心仕切った
信頼が
退屈さを感じ
刺激を欲しがる
一枚の紙切れが
生んだ愛が
子を産み
家庭と拡大し
赤い糸は
他人の結び目
赤い血縁は
切れない繋ぎ
一時的に
燃え上がった
炎に
飛び込む勇気も
若さも
もう……
残り火を
守ることしか
出来ない
淋しさ…
結婚すると
もう
恋は
抑えるだけの
切なさを…
これで良かったと
言い聞かせる


遠くから
相手の幸せ
壊して
貫く愛は
いつしか
自分も
奪われると
何度も
何度も
これで良かったと
言い聞かせながら
出会う順番
間違えなかったら

守り抜く
貴方だから
愛した
投げ出して
来るような
男なら
きっと
惚れたりしない