
月の光が引き出す
邪悪なエネルギー
狼に変身した
高吠えする
侠気
狂った深い夜
月に込めた願い
揺らめく乙女心
想いにふける
片隅に潜む
悪女の
躍り出す夜更け
月の光を浴びて
仮面を付けた
魔性
愛さなくてもいい
遊女のまま
汚れた女の武器を
“好き”のままで
離れたから
綺麗なままの
別れに
未練が残って
“叶わね恋”だから
余計に欲しくて
掴みどころのない
魅力が
残ったまま
“忘れる事”も出来ず
惹かれた瞬間から
淋しさを感じ始めた
夜更け
“無限の愛”より
実在する短い瞬間
限られた時間
儚き大切な時
月が導く本能
狂い咲きした
一輪の華
夜が明ける頃
濡れたままの
みだれ髪に
貴方以上の人など
求めても
居ないことに
滲む涙
満月の世に汚れてく
まやかしの女心
★好きなだけでは通せない
大人って
身を引かなきゃいけない事
見極めなければ
運命を変える力は
子供が居て
配偶者がいる場合は
難しい…
子供が巣立てからの
…未来
過去を振り返る事が
多くなったこの頃
愛する人と結ばれても
幸せになれる保証はない
今が一番
幸せなのかもしれない
奈透き/作

★オモロ月さんからの
「返詩」をupさせて頂きました
アナタが選んだ道ならば
誰も咎めはしないアナタ自身の道
子は子の道をゆく
誰かを犠牲にした恋など実らぬなら
恋などせねば良い
愛とは欲するモノでなく
恋とは叶えるモノでなく
心が頷くままにすれば良い
仁を侵せばカルマの理
泣くは女の業なり
素顔の吾を月鏡でみれば尚も醜い
欲望の崖て
吾の心に訊ねれば惜しくも女
咲かずに散るまい
たとえ砂漠の花であろうとも。
★女の性。
叶えるためではなく謳歌するために。
一度きりの人生ですから
恋は何度したっていいんです
”愛”が傍にある事の
幸せを感じながら生きる
オモロ月/作
