
暑い日差しの中
砂に書いた
相合い傘
波の音が
穏やかで
2人で毎年来れると
信じていた
夏の思い出
大事なもの
流れて流されて
苦しさに
溺れ
希望にもがき
深く広い
マリンブルー
それでも
残ったのは
見えない
優愛

狂った天の針
突然の嵐
見えない
愚かな欲望
竜宮城まで
流された
浦島太郎
戻りたくても
帰れない
封じ込められた
玉手箱
空を見上げ
大切な人を
想いながら
繋がってる
スカイブルー
濁った色を
光が照らす
賑やかな時が
流れる夏の日
狂った天の針
海底には
大事なものが
眠ったまま
浮き沈み激しき
ブルーな泡心
引き潮どきの
淋しい赤い月
