帰国前に「見に来るから!」と言ってしまったがために、再びソウルへ行くことになってしまったのが韓国版「CATS」
グリザベラとラムタムタガーはダブルキャストで、当日までどちらがキャスティングされるか分からない、ということだったので当日まで冷や冷やだったけれども。

予定していた回にキャスティングされて、よかったわー

といっても、もう一人はビッベンのテソンなので、多忙な彼はあまり登場せず、ほとんどジヌくんが出演している模様。


会場は「ライオンキング」「マンマミーア」を上演していた、ロッテワールド脇にあるシャーロッテ劇場。

小ぢんまりしたかわいい劇場でした。プチシャトーのような。

高級感があるというよりは、テーマパークのアトラクションちっくな。

お決まりの等身大看板の前では皆さん撮影されていたので、一人ぼっちな私は積極的になれず写真撮らずじまい。代わりにこれを・・・

CATS
写真が上半身だけでよかった・・・

3列目で見たんですけどね、全身タイツというかボンデージちっくなこの衣装・・・妙にモッコリしてたので恥ずかしかったんどす。

ま、それはたぶん衣装だと思いますけどね、それでもなんだかね。


一昨年だったか日本で見た四季のCATSとどうしても比べてしまうのでご了承を。

日がなかったので一番後ろの席で見たのがいけなかったか。

円形で段差があるので、一番後ろでも十分よく見えたと思うんだけども・・・

全員で同時にしゃべるシーンは、何を言ってるのかよく分からなかったし、役者さんの表情や動きがよく見えなかったので、もうちょっとチケット代安くしてもいいんじゃないかなぁ~と思った。

が、それでも売れる席なので必要ないか・・・


今回は席がよかったせいもあり、「CATSっておもしろいんだ!」と思うことができた。

歌もダンスも演技もハイレベル。さすがVIP席12万ウォン。

そんな中でまだ新人のジヌくん。がんばってましたしょぼん

彼はあまりにもさわやかさんなので、プレイボーイの役はあまりはまらないと思うんだけど、尻尾を振り回してメス猫を狂わせちゃうシーンははまってた! これにはびっくり。

客席にもファンらしき女性たちが数人いて「かっこいい~」とかときどき言ってたなぁ。


歌が一番うまかったのは、昔役者をやったことあるという猫役の方。名前は覚えてない。

海賊の格好で、かわいいメス猫と歌うシーン。

2人ともすごく上手で、特に海賊さん。明るい曲なのに感動して涙出てきた。びっくりしたぁ~


もう一度涙したシーンは、やはりグリザベラが「メモリー」を歌うシーン。

今回グリザベラはオク・ジュヒョンさんではなかった。ちょっと残念。

この方、それほど歌はお上手ではない。普通かな。

が、演技がすごいんだと思う。

グリザベラ、最初は客席の間から現れるんだけど、本当に後ずさってしまうというか、よけてしまうほど近づきたくない雰囲気。ドロドロの衣装が汚いというか、おどろおどろしいというか、動きもコワイ。

猫たちがちょっかい出そうとして止めるんだけど、ちょっかい出すのも「やめときなよっ」て言いたくなる感じ。

で、最後のほうの「メモリー」を歌う場面では、感情が静かに爆発する感じ。

振り絞るように歌うので、演技で泣かされた。これはすごいものを見た、と。

動画 見つけたけれど・・・爆発するシーンはオクさんになってる。彼女も歌がいいんだけど、シン・ヨンスクさんの爆発をまた見たかったな。


手品猫(勝手に命名)の仕掛けは四季に比べると地味だったけど、細かい演技を間近で見れてよかったし、ユーモラスだった。


教祖猫(勝手に命名)さんも、「上手いだろう」(陽子さん、いただきましたっ)が本当にお上手でしたし。


ドロボウカップルも、コミカルな演技もタイミングがあって上手だし、歌も上手かった。

あぁ挙げればキリがないね・・・

もうちょっとチケット代が安ければ、もう一度見たい、テソン、オク・ジュヒョンも見たい、となるんだろうけども。

そしたら、テソンくんの動画発見!ダンスも歌もなかなかいいのよ~ (前半ジヌくん、後半テソン)


あぁこんなにいい公演なのに空席があるのよっっ

日本だったら空席ないはずよっ

やっぱり値段設定が高いのかしらねぇ・・・もったいないわ。


と、この時点で韓国ミュージカルに満足したし、コンも合わせて3公演見たので、さらにミュージカルを見に行くのはだるくなっていた。

が、他にやりたいことも思いつかなかったので、相手してくれる人もいなかったしー、いざ大学路へ。

漢江を何度も渡る日だったのだ。


韓国語マラソン: 683.5時間

前回のマラソン: ミュージカル「アンニョン、フランチェスカ」