雨・・・やみましたね。
RX-8も順調に進んでおります。
さて、本日のご報告は・・・
メンバーリジット化 と ピロブッシュ変更 です。。。
先日のブログの通りですが、メンバー自体に溶接増しをして補強してあります。
他のメーカーさんのメンバーと比べると、RX-8の純正メンバーは目も当てられないクオリティーな様な気がします。
今回、補強パーツを一通り装着しましたし、装着されている車も多いと思うのですが・・・
補強した分だけ、必ず 「 弱い部分 」 に入力された力が逃げようとします。
このリアのブレースは、メンバーに固定される構造ですから力が逃げるのであれば、間違いなくメンバーブッシュでしょうね。
ですから、この手の補強パーツを装着して、ブッシュ類がそのまま・・・と言うのは、あまりにもお粗末かもしれないですね。
RX-8のメンバーブッシュは6箇所あるのですが、その分と言うか・・・径がとても小さいですね。
よって、今回は”ナイロン”で削りだしてワンオフ製作致しました。
当初は、スチールの溶接を考えていたのですが、ナイロン系の素材を圧入する事で、違いを感じる事が難しいレベルで固定できます。
ナイロンの唯一の弱点は 「 熱 」 ですが、僕達の仲間に熱害により機能をうしなったブッシュ類は存在しません。
マフラーが近いとか、キャリパーが近い・・・ではトラブルとなるかもしれません。
やはり 適材適所が大切ですね。
また、メリットとしては、挟み込むタイプの メンバーカラー に対して、メンバー位置がボディーに対してずれませんから、ロールセンターの悪影響(アームの万歳状態)を防ぐ事ができます。
その上、メンバー自体に加工を施せば、メンバーとボディーの間隔も狭くする事が可能ですから、車高落として悪化したロールセンターを適正値近づける様に導く事が可能です。
悪戯に既製品を取り付けていくのではなく、こう言った細かいポイントを抑えながら施工していきたいものですね。
こう言う小さな積み重ねが、必ず結果となって表れてくると思います。
リアメンバー、後側のブッシュです。
リアメンバー、中央のブッシュです。
リアメンバー、前側のブッシュです。
写真の様に ゴム の部分は存在していません。
確かに メンバーカラー でも理屈上は、メンバーの動きを挟み込む事で抑制できる筈なのです。
が、僕個人の感覚としては・・・
「 全て撤去(打ち抜いて)、交換した物とは限界付近の挙動で差を感じる」
「 小さな差ではあるが、ここ一番では大きな差になり、Timeや順位に影響してくる」
と考えています。
なんか・・・こう・・・Gが溜まったら・・・「ぐにゃり♪」とするんですよね。
結局は、中心にゴムの大きな塊がある事には違いないですからね。
それに挟み込む カラータイプ は時間が経過して取り外してみると、反っている物も目にしますよね。
そして・・・またまた 「 流石!師匠! 」 です♪
デフマウントブッシュも、ちゃんとナイロンで製作してくれています。
ブッシュも全て フルピロ化 しました。
街乗りの快適性は多少犠牲になりますが、乗り心地に関しては向上すると思います。
だって、脚がキチンと動き出すじゃないですかぁ!
コキコキ♪カタカタ♪以外は、いい事尽くめだと思うのです。
雨の日は、超リアルにお尻に路面とタイヤの関係が伝わってきて・・・ペースダウンしますが(笑
フロントのロアAアームのピロです。
中心がずれているでしょう!?
ハイキャンバー仕様のピロです。
今回は”あえて”アッパーアーム側でのキャンバー調整はしませんでした。
アッパーアームのブッシュ直径をみていると・・・
変心させてピロの小径化を招くのには、少々不安を覚えたからです。
中心をずらす = 変心させる 、と言う事は、ピロ直径が小さくなります。
車両に色々なブッシュ直径があるのは、稼動範囲そして耐入力を考慮しての事。
実際に、問題ないのか?あるのか?の実験はしていませんが、パスする事にしました。
あと、ウンチクをたれれば・・・アーム類が短くなる方向に調整してしまうので、長くなる用にロアアーム側で調整した・・・と言う感じでしょうか。
ただ、ホイールのインセット的に考えると 外側にせり出してくる 構造となりますから、フェンダーとの干渉に注意が必要ですね。
さぁ~このピロ足!!!
どの様な結果を生んでくれるでしょうか!?
今から楽しみです。









