以前に こんな出来事があった
夕方の家路を急ぐ 高速道路でのこと
季節は夏の時期だったと思う
空は一面厚い雲に覆われている 通り雨だ。。
片側４車線ほどあるこの高速道路
皆かなりのスピードを出している 激しく降る雨も気にせず・・
この雨と巻上げる霧状の水しぶきで視界は超最悪である
何も起こらなければいいのだが‥ と、思っている間に
雨はやみ 空に少し明るさが見えた
厚い雲と薄い雲の見事なコントラスト それに加え雲の切れ間から光が差し込んでいる
なにかが舞降りてくるのではないかと思わされるような 美しい光景である
その時ふと 視界が一変する 目の前が突然明るくなったと思うと
前を走る５車線すべての車の前後両輪から 幾重にも虹ができ
道路一面 虹畑ができている
空には丸い虹までも。。
我をも忘れてしまう程の 見事なまでの 美しい虹の世界である
しかし この幻想的な光景も モノの十秒ほどで終わった
おそらく たまたま私の走っているところへ いい具合に光が差し込んだのだろう
こんな出来事は後にも先にも この一回かもしれない
一回だからこそ 美しくこころに残るのかもしれない
この幸運ともいえる状況
人の一生も また然り・・ ではないだろうか。。
終わってしまえば 長い一生も刹那なものと感じるのかもしれない
今出来る事 今しか出来ない事・・ だいじなこと
たくさんあるのかも。。。
