葛藤という有意識
命式内で持ち合わせている場合の
相剋の解釈について。


⬇︎ 金剋木・木剋土



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⑤ 鳳閣(火) ←×一 龍高(水)
水は火を消します。
楽しいこと好きのオープンな自分と
探求すること好きのクールな自分とで葛藤。
水の陽と火の陽なので
水火の激突と呼ばれる最も激しい相剋。
「 冷静と情熱のあいだ 」
芸術家としてのセンス○。
くるしい時は
人付き合いを通して
人の様々な側面に触れることで
ジレンマが和らぎます。
( 石門(木)で循環させる )
どれが本当の自分?と迷走した時は
どれも本当の自分だと認めること。


⑥ 鳳閣(火) 一×→ 車騎(金)
火は金を溶かします。
温厚な風流心と
体を張った短気な質とで葛藤。
あわただしさとのんびりさが
極端だったりちぐはぐに出やすいです。
くるしい時は
適度に働き、適度に遊ぶ、
バランスのいい予定を立てると和らぎます。
( 司禄(土)で循環させる )
身近な人と団らんする時間を作り、
落ち着いて現実に戻ってくること。


⑦ 調舒(火) ←×一 玉堂(水)
水は火を消します。
理論や理屈で考える自分と
感情が燃える自分とで葛藤。
ふとした直感的なひらめきを
理屈で抑えやすいくせがあります。
くるしい時は
自分の信念をはっきりさせると和らぎます。
( 貫索(木)で循環させる )
教科書にも楽譜にもない、
自分なりの強い意志を持ち直すこと。


⑧ 調舒(火) 一×→ 牽牛(金)
火は金を溶かします。
芸術家のような個人的感情を出す自分と
役人のような仕事に徹する自分とで葛藤。
個人的な感情が出てくるので
途中で徹底しきれなくなります。
くるしい時は
人のためになる方法を選ぶと和らぎます。
( 禄存(土)で循環させる )
自由さとお堅さ、実際のシーンで
どちらが適するかをみて表に出すこと。

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相剋関係は、
陰陽同じの方がぶつかりやすいです。

陽同士が激しくぶつかり合い、
陰同士は複雑なぶつかり合いをします。
つまりケンカは同次元の間で起きます。
(なので、
陽同士・陰同士でまとめて解説しています。)

たて線 ( 頭・胸・腹 )の相剋は
精神の中で迷いやすく、
よこ線 ( 右手・胸・左手 )の相剋は
現実的な選択において迷いやすいです。

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ジレンマであるなら
ジレンマらしく活かせば
それはそれで矛盾がなくなる。

持ち合わせているものを
どう育てるかは本人次第です。