迷子。
それも、海の中かもしれないと…

今日は息子じゃない。

昼食後、天気良いので、近くの海岸に行った。
人気の海水浴場だけど、もう、店も時季終わり管理もされてない。
でも、暑いから、人がまあまあいて泳いでたり…

ウチの子どもらは、砂遊び用具持参で、バケツで海水汲んだり、山作って…
息子は、海に入りたがらないけど、海水かけて…これくらいのことは克服させなきゃ…
ワタシは、とにかく一緒に遊んであげるようにするのだけど、旦那は炎天下の砂浜で昼寝。

しかーし、様子がおかしい家族が側に来て…

帽子が…
とか…聞こえ…

海に落としたんだか?親子で探し始め…
しかし、あきらめず…
小学生のお姉ちゃんは泣き始め…お母さんまで泣き始め…海に服のまま入ったり…

こりゃ、まさか誰か、溺れたか?

もう、親子3人パニック。
いなくなったのは5歳の男の子。

名前、年齢、水着着てたか聞いても、うまく答えることも出来ない…

ワタシは、旦那に110番させ…
周りの人に、捜すのを協力して下さいと言って走り…
お姉ちゃんも座らせ、旦那には子どもらと動くなと…

お母さんにも、110番させ…
海に入りながら、泣きながら話してた。

ワタシは反対側に向かい…
最初に近くにいた夫婦が、その迷子の子どもを連れて来てくれた。
もしかして…と見えて、行ってくれたそうだ。

遠くから叫ぶワタシ。
『 いたー』

一緒に、5歳児に言い聞かせながら戻り…
悪気全然なし。

お母さんは反対側に行き、見つかったのも分からないようで戻らない。
お父さんは息子見つかりつつも呆然としたままで…子どもら見てるから、迎えに行けと指示‼︎

お母さんと、隣で日焼けしに来てた若い兄ちゃん2人組が戻って来た。

お姉ちゃんを慰める彼氏連れのお姉さんもいてくれて…
『嫌な思い出にならなくて良かったね』とワタシ。

兄ちゃん達にも『お疲れ様~』


疲れた~
20分くらいのことだっただろーか?
良かった。

我が家は撤退。
お茶持参しつつ、もう自販機へ。
迷子捜索経費自腹。

やっとパトカー来た。
警察から電話まで来て…
見つかったのは言ってあったけど、お母さんと繋がらなかったと…


旦那に聞いた。
『1人ならどうしてた?』
後味悪くなるの嫌だから何かはすると。
…悪魔と善人が共存してる旦那。


迷子の両親は、子どもの名前叫んで捜すとか、周りに助けを求めるとか…出来ない人だった。

捜し出してくれた夫婦は、どうも、息子と同じような年上のお兄ちゃんを連れていた。


娘、明日も行きたいと…
ご勘弁を!


我が家、いつも事件は向こうからやってくる。
一大事、慣れてはいるけれど…自分の家族だけで精一杯です。