水のように生きる
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<不思議 ふしぎ >
・思議が不可なこと
・思いよらず説明つかないこと
思いもよらない、説明もつかない、
実はそれがすべての真相だったりする。
実はそれがあなたの正体だったりする。
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流れる水を
この手ですくっても
つかんで握ろうとしても
形をとどめない。
けれど、水は水。
だから、水は水。
ゆだねていないようで、ゆだねている。
ゆだねているようで、ゆだねてはいない。
丸い器に水を注げば
丸く納まる。
器に溶け込んでいるように見えて
溶け込んではいない。
筒型の器に移し変えれば
今度その水は筒型に納まるから。
どんな環境、どんな相手、
どんな状況に置かれても
柔らかに合わせているのは
弱いからじゃない。
柔らかに弱くできるほどに
強いから、そう応じられる。
誰も気づかないほど静かに
すきまから流れ込んで
どんな環境、どんな相手、
どんな状況にも入れる。
誰も気づかないほど
静かに弱々しく柔らかに。
したたかな、水。
・
・
老子第1章
道の道とすべきは常の道に非ず。
名の名とすべきは常の名に非ず。
言葉では表せない。
実するのみで語りきれない。
ただ
探して追ってきた
「タオ」は「わたし自身」
だった。
もしあなたが
「タオ」を探し追えば、
きっと
「あなた自身」の
源泉に還り着くと思います。
流れる水を
この手ですくっても
つかんで握ろうとしても
形をとどめない。
けれど、水は水。
だから、水は水。
その水は
ときに岩をくだき
ときにルートを作り
ときに大地に濡らし
地上万物の生において
なくてはならないもの。



