56章以降へ入る前に...






You are shana!


弘法大師 空海のことば
『 遮那 しゃな は中央に坐す、
  遮那は阿誰の号ぞ、本是我が心王なり 』

▼現代語訳
 大日如来は中央に座っておられるが
 大日如来とは誰をさすのか、
 そのもとは自分の心でおる。



空海 くうかい

 平安時代初期、

 日本で真言宗(仏教)を広めた僧侶







Road to lord!


古代中国の春秋戦国時代、


陰陽五行→ 道教・儒教等 →

 → 縦横家(諸子百家) →軍略兵法 →帝王学


というような流れで

帝王学化し、王家だけの一子相伝、

門外不出の秘術として扱われるようになり


儒教においては焚書坑儒といって

国家に対する反乱者の防止弾圧として

儒書は燃やされ儒者は生き埋めにされた。

そんな歴史がある。

(掻い潜って道教儒教は仏教と合流していく)




「帝王学」というと

現代においては

大企業の経営者が学んでいるような

国関係の策略家が知っているような

敷居高いイメージがあるかも知れません。


しかし、

帝王学と呼ばれるものも

もとを辿れば

道教・儒教・仏教にも共通する

“ いかに自分がよりよく生きていくか ”

シンプルなその追求であります。






あなたの人生の主人公は、あなたです。


あなたの道は、あなたの足で歩むのです。


あなたの世界では、あなたが主なのです。




社会がどう、家族がどう、育ちがどう、

容姿がどう、資産がどう、時間がどう、

それらは単なる主人公の背景。


あなたの前景における戦略は

あなた以外では実行なしえません。










遮那 しゃな


大日如来の名で知られる遮那は

全宇宙を照らす

毘盧舎那仏 びるしゃなぶつ のこと。


サンスクリット語

「ヴァイローチャナ(光明遍照)」の音訳。




ちなみに Shanaは

英語の女性名、

ヘブライ語で「美しい」を意味し

ユダヤ語に由来するといわれている。


ちなみに Xanaは

スペインやフランスの伝説に出てくる

泉の洞窟に住む乙女妖精の名前である。







老子は説く、

“タオ” とはまるで女性の様な在り方だと。


そして

縄文の小国を理想郷というならば

老子が崇める “それ” は

たとえば卑弥呼のような、

“女性特有の能力” にある答えを

示唆しているのではないだろうか。





written by アメ

大阪高島屋 美術画廊にて


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