月のない昏い空だけど、
星のない昏い空だけど、
僕には分かるよ、君のいる場所が。
そこは、ほんのりと柔らかい光を放っているはずだから。
月のない空に、
星のない空に、
君のいる場所を目がけて、
僕は、想いを飛ばす。
僕が作った紙飛行機に乗せて。
不器用な僕が折った紙飛行機は、だいぶ形が悪い。
でも、それは、
月のない空に、
星のない空に、
スルリと吸い込まれていったよ。
明日の朝、目覚めたら、
僕の足元には、きっと紙飛行機が落ちている。
月のない空に、
星のない空に、
君が飛ばした紙飛行機が。
僕は、それを見て、クスリと笑う。
君も、僕と同じくらいに不器用なんだね。