文化系部活動の祭典、第47回全国高校総合文化祭(2023かごしま総文)が7月29日から県内各地で開催され8月4日に閉幕しました。
47都道府県を一巡する最後の記念すべき回ということでした。
全国の高校生約2万人が、演劇、吹奏楽、合唱、弁論、将棋など22部門の発表や競技が県下7市1町で繰り広げられました。
29日の総合開会式には秋篠宮様と長男の高校2年生の悠仁様が出席され西郷さんの銅像前を行進するパレードもご覧になりました。
ニュージーランド、ベトナム、韓国の高校生も招待されました。
全国から参加した高校生たちは開催地の人々や他校の生徒と交流をしながら自分たちの発表を行いました。
奄美大島で郷土芸能の発表に参加した県外の高校44校が台風6号の影響で飛行機が飛ばず、何日も足止めされた為、お見舞いに島特産のマンゴーがプレゼントされました。
鹿屋市では4日、軽音楽部門の発表が行われ、29都道府県から33校154人が参加。
各校のバンドがカバー曲やオリジナル曲を披露し大きな拍手が送られました。
中学からバンド活動をしていた私の二男は起立性調節障害を発症しましたが、バンドがやりたいと進学した高校1年の文化祭にはベースで参加していました。
その後、体調不良で登校できなくなり通信制高校に転校。
お家生活ではドラムに打ち込み、だんだん体も心も元気になって行きました。
音楽の方に進むのかと思っていたら突然デザインの勉強がしたいと言い、美大へ進学。
現在は東京で3DCGクリエイターとして活動しています。
高校時代、起立性調節障害で思うようにバンド活動は出来ませんでしたが、そこから自分の進む道を見つけました。
8月4日には鹿児島市で合唱部門の発表が行われたので聞きに行きました。
私は高校生の時合唱部に入っていました。
合唱のコンクールに参加するため県外に行ったことが思い出になっています。
高校生の時の自分に帰った気持ちで全国から参加した高校生の皆さんの歌声を聞かせてもらいました。
各県を代表した高校や県の合同合唱団の皆さんが混声、女声、男声の合唱団で発表。
来年の開催地である岐阜県からは合同合唱団172名で参加されていました。
合唱の前に自分たちの合唱団をユーモアを交えて紹介があり和やかな場内。
県を代表して参加されている合唱団なのでがちのハイレベル。
合唱の中にダンスや劇を取り入れた合唱団もありました。
いちばん最後に鹿児島の9つの高校の合同合唱団116名の合唱がありました。
各県代表の合唱団の素晴らしい歌声とパフォ―マンスに感動しました。
コロナでマスクを着けての練習で思うように発声することが出来ない時もありました。
前回はオンラインでの開催でした。
今回はマスクなしで歌うことが出来、高校生の皆さんの笑顔が輝いていました。
閉会式では地元の高校生代表が涙で声を詰まらせながらお礼の言葉を述べる姿にもらい泣き。
最後に鹿児島県内の高校生が作詩作曲した大会イメージソング「にじいろの結晶」を参加した全国の高校生皆で全体合唱。
皆で声を合わせて歌えたことの喜びで大きな拍手で会場が包まれました。
台風の中、足止めされたりもありましたが全国からかごしま総文に参加された高校生の皆さん、感動をありがとうございました。