ひげ
小生、結構前からだが無精髭。
母親には散々、「不潔!浮浪者!変態!キモイ!」の罵倒を浴びる。
親もキモイという時代か…。
それはともかく、最近髭を見る機会が多い。
そりゃ見るでしょ、
と、お思いの方、
果たしてそうであろうか?
僕が言ってるのは、
女性の髭である。
最近やたら見る機会がある。
この前も僕の携帯の用事を済ますべく、
何処もショップというところで、相手をしてくれたお姉さん。
可愛い顔しているのだが、
やはり僕の視線はお顔の一部へ…。
そう、それはもうおひげである。
男程のしっかりした毛質ではないのが命取り、
うっすらと、
その鼻とお口の間に架け橋がかかっているではないか。
…何故か悲しい。
実は今日、必死な顔をして迫ってくる女子生徒がいた。
全力の小走り。
生徒「はぁはぁ、あの、すいません!」
俺「どうしまし…」
俺はその瞬間、その後の会話の理解をする気は失せた。
お顔を上げたその少女、それはもう、何でよ!と思う程のお髭をたくわえていたのである。
百年の恋も冷める瞬間とはまさにこの事なのだろうか。
俺「…」
生徒「あの大変なんです!……………なんで……………から………!…しま…」
俺、全勢力を注いで髭を注視。
頼まれた要件、露知らず。
俺「……ぁ、そうですか、はい大丈夫ですよ~」
何が大丈夫なのかはともかく、まずは彼女が大丈夫ではないことを伝えたい。
しかし、そんな技量は僕のコマンドにあるはずもなく、
彼女を呆然とした目で見届けるしかなかった。
今更ながら思うのだが、彼女は明らかにおかしなファッションをしていた
(常にスウェットで動いている小生から見ておかしいというのだから参考にはならないが)、
明らかにズボンに通学用のローファーなのであった。
しかし、
僕はそんな事に気を取られる様子は微塵もなく、
ただただ、
彼女の立派なお髭を脳裏に焼き付けていた。
「オダギリジョーかっこいい~ってかひげかっこいい~」
最近は髭ブームである。
男女どちらにせよ、
それはお洒落アイテムなのであろうか…。