飲物
今日もいつも通り僕はギリギリの出勤。
店に着く目前、
店の前でKを発見。
すぐに嫌な予感を感じた。
Kは既に制服に着替えていた。
しかし、店の外で細かく頭を振っている。
(何してんだあいつ…)
僕「おい、何してんだよ?」
K「あ、お疲れーション!○○(僕の下の名前)さん!」
僕「あ~、お疲れックス!で、どうしたんだよ?」
K「すぃあせん、酔っぱらっちゃった!」
数歩近づくと、
店の明かりでやっとKの顔がはっきり見えた。
えー、
困った、
日本猿顔負けの赤面である。
兄ちゃんに久々に会ったから飲んじゃったらしい。
しかし、そこはK、仕事には支障を来さない。
売り物の殺虫剤まみれのレモンを洗いもせず、
まんま皮ごと丸食いで気分を一心し、
見事仕事をこなしていた。
話は変わり、仕事中、
かなり高齢のおばあちゃんがお客様で来た。
僕はカゴが重そうだったので持ちながら一緒に店を回っていた。
↑(別に格好つけてもなく本当だからまんま書きます、はい)
その時、おばあちゃんが、
喉が痛いから喉に優しい飲物無いかな?って聞いてきた。
僕はそこでかりん湯なんかどうでしょ?ってことで勧めた。
粉末のかりん湯の棚まで行き、取っておばあちゃんに見せた。
そしたらおばあちゃんはこう話し始めた。
おばあちゃん「前にね、似たようなパッケージのもん買ったんだよぉ、
でさ、飲もうとしたんだよね。で、飲む前に作り方見たのよ。
そしたらさ、湯船にどうたらって書いてあんのよ♪」
僕「…それって」
僕「入浴剤じゃん!!(笑)」
おばあちゃん「そうだよ~(笑)危うく死にかけたわぁ、ぁはぁは♪」
僕(わ、笑って良いのか俺…)
しかし、
遠慮無く笑った。
歳を取ると、こうもどっしり構えていられるものか、
と若輩の小生としては、感心させられる。
いやはや、
人生の大先輩から学ぶモノは本当に尊い。