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コドモノミライ

すごいモノが出来ているんですね…「Kidzania」。

いや、大人の私も体験してみたいぐらいですが。
確か幼稚園の頃に全園解放で「お店ごっこ」をやったなぁ。園長先生なかなか粋なことを。
組ごとに「ケーキ屋さん」とか「八百屋さん」とか店舗担当が決まってて、
商品も自分達で手作り(もちろん食べられませんが)で紙のお金も用意して、
何やら「大人」の真似事のようで楽しかったですね。

それと比べりゃすごい施設ですが、これも時代の流れなんでしょうか。
何だかえらく至れり尽くせりな感じもしますが、今は昔にはなかった職業も溢れてますし、
情報の海に放り込んでしまった私たちが、逆にここまでフォローすべきなのかも。

また、昔と違うのは、これだけ職業が増えているにも関わらず
「なりたい職業にはそう簡単になれるもんじゃない」と子供たちが思ってることかな?
私達の時って「パイロットになるー」だの「大統領になるー」(首相じゃないトコが)だの
結構単純に将来を信じて、そのまま大きくなってきたようなもんじゃないですか。
その過程にある苦労なんてこれっぽっちも分かってませんから。

あまりにも情報が楽に手に入ってしまうが故に、自分の夢の過程を現実的に算出しちゃって
小学校低学年のうちにもう「安定志向」ですよ。やるせないというか何というか。
いや、うちの知り合いの子供達もそれに近いのですよね。
決して投げやりなわけではないのに「特にやりたいことはない」。
無気力ってわけでもないし、明るく愛らしい子達なんですが。

私はガジュマルに登って育ったような子供なので(の割によく風邪ひく軟弱者ですが)
Kidzaniaのような人工的な施設は今ひとつピンとこないのですが、
何にせよ子供たちの未来への意欲を刺激することができれば素敵だなと思います。