プロフィール系のSNSが隆盛を極めつつあった時代、
すなわち僕が高校生であったときのことである。
僕は周囲に遅れをとるまいと
ゲーム系のSNSで
多方面に交流を求め、日々の楽しみとしていた。
彼女と初めて出会ったのは、そのネットワーク上でのことである。
It was love at first sight.
その頃の僕は、ある女性に一目惚れをし、密かに想いを寄せていた。(そう、僕は面食いであったのだ。)
互いのクラスは端と端で、遠く離れていた。
その女性については体育着に書かれていた名前を知っているだけで、話す機会など全くなかった。
ちょっぴり、もどかしい日々を過ごしていた…
僕の日課は、スイミングクラブから帰宅した後に明日の授業の予習を済ませ(あまり復習はしなかった)、ラジオを聴きながら携帯電話と向き合うことだった。
ラジオの中の学校で全国の仲間たちと話し合い、先生方と交流をするのは、僕にとって刺激的なものであった。
スピーカーから飛行機のエンジン音が聞こえる頃、寝る支度を始める。
布団に入ってからはもうひと仕事ある。
SNSのチェックだ。
僕はなんとかして恋慕う人と巡り会うことはできないものかと、淡い期待を寄せつつ検索を始める。
制限時間は20分。0:30には寝なければ。
名前、学校名、部活…
ええと…
頭脳をフル回転させる。
その熱心さを、勉強にも…
とは今でも思わない。
その時にしかできないチョイスもあるさ。
人間、熱心に物事を続ければ、努力が報われるものだ。
これは…
そう、あの女性らしき人が
見つかったのだ…!
I'm crazy for you...
布団の中で
僕の心は体温以上の熱を帯び始めていた。
Sorry, to be continued...
(I was eager to know about you)