僕の好きな人はクラリネットを吹いてます。
彼女はクラリネットを吹くとき、真剣です。でもとっても楽しそうです。
今日、部活が終わって着替えて廊下に出たとき、彼女が洗面台の鏡の前でクラリネットを吹いていました。
僕は「頑張ってね」と言おうと思ったけれど、言えませんでした。
それは緊張していたからではなく、彼女が好きなことをしている彼女だけの世界に割り込んでいくことが失礼に思えたからです。
彼女にはクラリネットがよく似合います。
彼女は僕のこと良くは思ってくれていないかもしれないけれど、クラリネットを吹く彼女が、僕は大好きです。
僕は、本気で恋をしてしまったようです。
ダメガエル。