矢毒は有毒なの?
{南米先住民は狩猟用の吹き矢にカエルの毒を塗っていた}
”ヤドクガエル”の名前の由来です、ちなみに英名でpoison dart frog。
ブログを初めてちょうど1ヶ月が経ちました。
思い返してみるとヤドクガエルの毒について触れていなかった事に気づきました。
毒を持つ生き物というのは、世間は悪い意味で敏感に反応します。(当たり前です)
最近、毒ヘビを50匹飼っていて検挙なんて事件もありましたし、、、、、、、、
ヤドクガエルも同じような扱いをされるかもしれないので、いちヤドクキーパーとしては少しでも多くの人に理解していただきたく思い、ヤドクガエルの持つ毒の話をしたいと思います。
今日は、ちょっと活字が多いです。
まずは、ヤドクガエルの毒の種類から、話します
毒はアルカロイドという神経毒だそうです。
毒を持つ生物ではパリトキシンの次に危険とされるバトラコトキシンのほか、ヒストリオニコトキシン、プミリオトキシン等を持つ種があるようで、ヤドクの属によっても生成される毒の種類は違うようです。
次に毒の生成方法ですが、現地に住む、アリなどの小型昆虫から取り込んでいるのです。
そう、ヤドクガエルの毒は餌がその原因、
なのです。
もっと言うとヤドクガエルが食する餌が食べる植物など、要は餌の餌が原因なんじゃないかとまで言われてます。
通常手に入る個体はCBといって人工飼育下で繁殖した個体なので
当然、現地にいるような餌は食べていません。
したがって人工飼育、繁殖個体は毒が無いのです。
「僕たち、私たちは、毒をもってませんよ」
ちなみにフィロバテス属の一部は強力な毒を持っていて、実際吹き矢に使われていたらしいです。しかし、猛毒を持つフィロバテス属ですら、上記の理由でCB個体は無毒です。
デンドロバテス属やエピベドバテス属は、比較的弱い毒なのだそうです。
毒が強いほど、逃げ隠れせず、ジャンプ力も弱いらしく、よほど、自衛力に自信があるのでしょうね。
熱帯雨林で生き延びるために毒を持つ餌を食し、自ら毒を蓄えたり。
派手な警戒色で「食ったら死ぬぜ」と周囲に訴えて、身を守るカエルを尊敬せずにいられません。
まだまだ、他にも興味深い生態をもつ、ヤドクガエルですが、またの機会に紹介します。

