わんわんTのお腹で泣いたあと、顔がぐちゃぐちゃなまま店を出た

Tが家まで送ってくれるというので、じゃあ近くの王将に行こうと誘って二人並んで自転車を漕いだ


別に餃子が食べたかったわけじゃないけど…
Tと話がしたかった

王将で喋りながら軽く食べて

一時間くらいで家に向かった


マンションの前でオヤスミと言って別れる前に、言おうと決めていたことがあった。


「ホンマは素面で言うつもりやってんけどな。好き。」


私は彼の何なのかハッキリさせるつもりだった。

でも言葉がいけなかったのか、Tは俺もやって言うだけ。

目が合って黙ってキスをした。



ほっぺたに添えられた手は冷たかった。