ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
テルアキさん(仮名・60代バイセクシャル男性・地方在住)
テルアキ「人生全般、見て欲しいんです。なぜ、こういう人生になったのか?」
僕「残念ながら、生誕時刻がわからないと、西洋占星術の出生図(ホロスコープ)は限界があります」
テルアキ「生まれた時間はわからないんです。両親ともに僕が学生時代の頃に亡くなっていますから……」
僕「学生時代に? 大変でしたね?」
テルアキ「そうですね。兄弟姉妹はなく、親戚は疎遠で、祖父母は年金暮らしでしたから……」
僕「学校は卒業できたのですか?」
テルアキ「卒業は、何とかできましたが……。僕はあるスポーツを小学生からやっていて、スポーツ推薦で大学入学したんです」
僕「在学中にご両親が亡くなったのですよね? スポーツ継続は……(難しいのでは)?」
テルアキ「僕は……スポーツバカって言うか……当時は生活のすべてがスポーツでしたから、両親が死んでも、何とかして大学に残り、スポーツを続けたかったんです」
僕「アルバイトとか、奨学金とか……?」
テルアキ「大学の授業の後、スポーツの練習が夜まであるので、普通のバイトではうまく稼げないんです」
僕「夜の仕事ですか?」
テルアキ「いろいろ人に聞いて、ウリ専ボーイ(男性版風俗)をしたんです」
僕「テルアキさんは、当時からバイセクシャルの自覚があったのですか?」
テルアキ「いえいえ、ノンケ(異性愛)でした。ついでに言うと、僕のしていたスポーツは、当時は男だけのものでしたから、女の子との付き合いもゼロ。童貞でした」
僕「それが、いきなり、ゲイ男性に体を売った?」
テルアキ「とにかく、スポーツを続けるにはそれしかないと思って……具体的なことは何もわからないまま、面接を受けたんです」
僕「で、採用された?」
テルアキ「ウリ専のマネジャーの前で裸になったら、『さすが、現役アスリート。筋肉すごいね』って言われて、全身撫でまわされてイカされて……『これに耐えれば、金がもらえるんだ』って思いました」
僕「で、大学で勉強とスポーツをして、夜はウリ専で稼いで……?」
テルアキ「でも、結局、スポーツはやめてしまいました」
僕「そうなんですか?」
テルアキ「(ウリ専で)毎週指名してくれるお得意さんに『テルアキと泊まりたい』って言われて……泊りもやるようになったんです」
僕「もしかして、寝かせてくれなくて……睡眠不足で授業やスポーツ練習に支障が出た?」
テルアキ「そうじゃなくて、そのお得意さんが社長さんで、高級ホテルに泊まり、高級レストランでご馳走してくれて、大学卒業後はその人の会社で雇ってくれるって言うので……」
僕「きつい練習をするのが、バカバカしくなったとか?」
テルアキ「まあ、そうですね。大学入学後は、調子が上がらず、レギュラーになれなかったんです。このままなら、普通に就職活動しなければならない……それなら、社長さんに甘えようって……」
僕「で、スポーツはやめた? スポーツ推薦でもやめられたんですか?」
テルアキ「3年生の終わりごろだったので、監督に『就職活動したいので、運動部に籍は残すが、練習には参加できない』って言って、許してもらいました」
僕「でも、実際は就職活動せず、社長さんの会社で内定をもらった?」
テルアキ「そうなんです。ウリ専も辞めて、社長さんに養ってもらってました」
僕「社長さん宅に住んだんですか?」
テルアキ「社長さんは既婚者なので、ワンルームマンションを借りてもらい、そこで半同棲してました」
僕「テルアキさんは、もともとノンケですよね? ゲイ男性と半同棲って……(平気ですか)?」
テルアキ「社長さんは父親より年上でしたから、恋愛感情はもてませんでしたが……。数か月ウリ専やって、毎日、男の相手しているうちに……」
僕「バイセクシャルになった?」
テルアキ「男を相手にする抵抗感は、なくなりましたね」
僕「社長さんとの半同棲は……いつまで(続いたのですか)?」
テルアキ「1年ちょっと……ですね」
僕「社長さんの会社に入社してから……別れたのですか?」
テルアキ「社長さんの会社、買収されたんですよ。社長の座を追われて……僕もクビになりました」
僕「ちゃんと入社したのに?」
テルアキ「社長さんのゲイが奥さんにバレちゃって……僕の住むワンルームマンションの家賃を払ってもらってるのもバレちゃって……」
僕「会社に居づらくなった?」
テルアキ「それもありますが、入社試験の点数が悪かったっていうのもバレて……辞めてくれって言われました」
僕「困りましたね? すぐに次の仕事が見つかりましたか?」
テルアキ「とりあえず、ウリ専業界に逆戻りしました」
僕「そういうパターンが多いですね」
テルアキ「でも、ダメでした」
僕「というと?」
テルアキ「最初のウリ専勤めの時は、現役大学生・現役アスリート・ノンケで童貞でしたから、ただ寝てるだけでお客がとれたんです」
僕「マグロ状態でもよかった?」
テルアキ「でも、2度目のウリ専は、大学生でもアスリートでもない。マグロだったら指名ゼロ、収入ゼロです」
僕「そうなるんですね」
テルアキ「必死に、父親や祖父ぐらいのゲイオヤジを舐めて、イカせました」
僕「アナルセックスも?」
テルアキ「はい。両方やりました」
僕「何でもできる万能ボーイになったんですね?」
テルアキ「でも、食えないんです」
僕「そうなんですか?」
テルアキ「スポーツやめてから、10キロ太り、体脂肪率2倍ですから。『大学時代は体育会でした』ってアピールしても『ふーん』ですよ。アピールポイントのないボーイは、辛いです」
僕「それで?」
テルアキ「運動不足解消を兼ねて、指名のない日に土方のバイトを入れたら、こっちの方が確実に稼げるってなって……ウリ専辞めました」
僕「元アスリートだけに、力仕事は苦にならない?」
テルアキ「まあ、そうですね。物を作り上げる楽しさも味わえましたし……」
僕「でも、バイトなんですよね?」
テルアキ「かわいがってくれる先輩がいて、正社員にしてもらいました」
僕「素晴らしい! ちょっと聞きますが……かわいがってくれるって、ゲイ関係ではないですよね?」
テルアキ「違います。入社した建設会社の事務の女の子と仲良くなって……結婚したんです」
僕「え? ウリ専やってゲイになったのではなかったのですか?」
テルアキ「昼職になったら、女の子もまだ好きだということに気がついて……よく話すようになった同僚の女の子とつき合って……(結婚した)」
僕「ゲイは卒業できた??」
テルアキ「実は……妻が最初の子を妊娠した頃から、ゲイバーに行くようになって……」
僕「やはり、バイセクシャルだったってことですね?」
テルアキ「ウリ専で相手していた中高年には興味ゼロなんですが……年下の男の子がかわいくて……」
僕「その頃のテルアキさんは、何歳ぐらい?」
テルアキ「25歳で建設会社に入り、27歳で結婚して……妻の妊娠は、僕が28歳の頃ですね」
僕「28歳のテルアキさんにとっては、20代前半の男性がかわいく見えた?」
テルアキ「はい。でも、当時は男の子と付き合ってないですよ?」
僕「妊娠中の奥様がいますからね?」
テルアキ「そうなんです。ホテルに連れ込んでも、泊りはできない。その場限りなんです」
僕「当時、大きなお腹だった奥様に対しては……?」
テルアキ「申し訳ないと思ってましたよ。子どもが無事に生まれたらやめようと思ってました」
僕「やめられましたか?」
テルアキ「無理でしたね。僕自身もそうだし、相手の男の子も『奥さんがいても、子どもがいてもいい。会いたい』って言う子が多いんです」
僕「奥様にはバレてない?」
テルアキ「当時はバレてなかったです。外泊はしないし、ゲイバーのマッチとか、ホテルのレシートとか、全部捨ててから帰宅してましたし……妻の回復後は、毎週2度はオツトメを果たしてました」
僕「夫婦のオツトメですね?」
テルアキ「そうです。セックスレスは、妻が不信感もつ原因の1つですから」
僕「やっぱり、テルアキさんはバイセクシャルですね? だから、奥様を愛している……」
テルアキ「妻も愛してましたが……」
僕「本気になった男の子もいた?」
テルアキ「40代で知り合ったツカサ(仮名)は、大好きでした。同棲したくて、離婚しました」
僕「……離婚? 奥様は同意しましたか?」
テルアキ「1番下の子が大学卒業するまで、養育費を払うことを条件に、離婚してくれました」
僕「今は、養育費も払い終えてる……?」
テルアキ「はい。あっさり離婚に応じてくれた妻は……もしかすると、察していたかもしれません」
僕「女性は鋭いですからね。で、ツカサくんと同棲した?」
テルアキ「いいえ。ツカサにはルームメイトがいたんですが……」
僕「まさか……」
テルアキ「はい、そのルームメイトが本命の彼氏だったんです。僕は遊ばれ、弄ばれていたんです」
僕「ショックでしたね」
テルアキ「でも、僕も、妻と暮らしながらツカサと付き合ってましたから……ツカサを責めることはできなかったです」
僕「ということは、今は(テルアキさんは)ひとり暮らし?」
テルアキ「そうですね」
僕「ツカサくんと別れたのですから、奥様と……復縁は……(ないですか)?」
テルアキ「さすがに、ムシがいいですよね? それに、妻は10年前に再婚しました」
僕「え? お子さん達は?」
テルアキ「子どもは3人とも独立した後です」
僕「独立したお子さん達と、今は交流がある?」
テルアキ「あります。年に1度か2度ですが、メシ食ったり、呑んだり、長男には妻子がいるので、孫の顔見に行きます」
僕「お孫さんと会うとか……未婚のゲイ男性にはできないことですよ」
テルアキ「そうですね。恵まれてると思うことにしてます」
僕「実際、恵まれてませんか?」
テルアキ「僕の人生、曲がりくねってますよ」
僕「曲がりくねってる?」
テルアキ「自分では、まっすぐに生きたかったんです。スポーツが得意だったから、プロになりたかったんです」
僕「でも、ご両親が亡くなって……断念した?」
テルアキ「どうしようもなくなって男相手の売春したら……社長さんによくしてもらったが……続かなかった」
僕「でも、バイトで入った建設業界で……」
テルアキ「はい、正社員になり、結婚して子どもも生まれたが……離婚になった」
僕「……」
テルアキ「同棲しようとしたツカサには本命の年の近い彼氏がいて……ダメだった」
僕「……」
テルアキ「何かしようとすると……必ず壁にぶち当たり、方向転換を強いられるんです」
僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」
テルアキ「お願いします」
★テルアキさんへのアドバイスカード
↑「ワンドのナイト」正位置。
砂漠を馬で行く男性。
何も見えませんが、松明を灯して進み続けてます。
僕「テルアキさんの人生は、まだまだ続きます」
テルアキ「定年退職後、趣味もなく、たまに子どもや孫の顔見るのだけが楽しみなんです」
僕「それでも、前に進みましょう」
テルアキ「自分から何かしようとすると、必ず挫折するんです」
僕「でも、救いの手も現れてますよね?」
テルアキ「……ある意味、そうですが……」
僕「いろいろあったにしても、今はお子さんやお孫さんがいる……」
テルアキ「今はどこに行ってもモテず、彼氏もできない。でも、不幸ではない……?」
僕「健康なんですよね?」
テルアキ「特に持病はないです」
僕「経済的にも不安はないですよね?」
テルアキ「まあ、年金で何とか……」
僕「彼氏はできないとしても、お子さん達と定期的に会っている?」
テルアキ「そうですね」
僕「恋愛のチャンスも諦めることはありません。が、彼氏ができなくても、孤独ではないですよね?」
テルアキ「そうですね」
僕「人生が曲がりくねったとおっしゃいますが……まっすぐ1本道の人生の人なんていませんよ? 誰でも、ある程度は曲がっている。テルアキさんは、その『曲がり』によく適応してきたのではないですか?」
テルアキ「適応したきたんですかね?」
僕「周囲の支援もあったと思いますよ」
テルアキ「そうかもしれません」
僕「趣味がないとおっしゃいますが、学生時代までしていたスポーツをまたするとか……子どもや誰かに教えるとか……?」
テルアキ「あのスポーツ……避けていましたが……検討してみます。昔みたいにはとてもできませんが……」
僕「もともと好きなスポーツですよね?」
テルアキ「そうですね。やってみますかね」
僕「なんでも、思いつくことをしてみたらいいですよ」
テルアキ「わかりました。今日はありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日のソラ・ブスカ・タロットです。
↑「剣の5」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
剣が5本、リボンで縛られ、容器に入っています。
これで、ひとまとまり。これで、ひと区切りです。
何らかの変化が起こる(起こす)タイミングです。
↑「塔」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。
「塔」らしきものは絵には描かれてませんが、人物は後ろを振り向いています。が、足元の鳥のようなトカゲのような物は、まっすぐ前方を向いています。
今までのことには別れを告げ、新たな方向に行く時なのです。
2枚を合わせ読むと、
思いがけない変化が起こります。
たとえ望まないことでも、受け入れなければなりません。
終わったことは断捨離して、新たな道を行きましょう。
↓我が師である 霊観占い大幸 峰ゆり子先生。





