ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

トヨカズさん(仮名・50代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

トヨカズ「4年前に東京から実家に戻りました」

 

僕「Uターンですね?」

 

トヨカズ「その頃、父が亡くなりました。コロナの時期で、ろくに面会もできず、父は病院でひとり死んだのです」

 

僕「お察しいたします」

 

トヨカズ「残された母が僕に戻って来て欲しいと懇願してきたので……東京の仕事を辞めたのです」

 

僕「お母様と2人暮らしなのですね? お仕事はどうされているのですか?」

 

トヨカズ「役所などの短期アルバイトをしています」

 

僕「お母様はお元気ですか?」

 

トヨカズ「母は、持病あるし、膝も悪いので、散歩もなかなかできません。買い物に行く時、車に母を乗せて行って、気晴らしをさせてます」

 

僕「親孝行ですね」

 

トヨカズ「僕には姉も妹もいるのですが、遠隔地に嫁ぎ、それぞれ家庭があるので、未婚の僕が親を見るしかありません」

 

僕「東京にいらした頃は、ゲイバーなどに行かれてましたよね?」

 

トヨカズ「今は全く行けないです。最寄りのゲイバーは車で1時間なんです」

 

僕「車で行ったら、呑めないですね? 電車などは?」

 

トヨカズ「自宅から駅までのバスは本数ないし、バスと電車で2時間近くかかります。遅い時間はバス自体ないんです」

 

僕「呑みに行けないですね」

 

トヨカズ「お袋は、僕が夜出かけるのを嫌がるんです」

 

僕「ご実家の周辺が寂しい場所? あるいは豪邸で広すぎるので、夜は心細い?」

 

トヨカズ「豪邸ではないですが、昔の木造の家で、2人暮らしには広すぎます。父親だけでなく、祖父母の遺影も飾られていて、自宅ですが、僕でも薄気味悪い時があります」

 

僕「夜に出かけられないと……何もできないですね?」

 

トヨカズ「車で1時間のところにハッテン公園があるのですが、1度も行ったことありません。ゲイが集まるのは深夜ですから」

 

僕「お母様が眠ってから、こっそり出かけるというのは?」

 

トヨカズ「母は眠りが浅く、何度もトイレに起きるんです。電気をつけずに手探りで行こうとして転んだこともあって……」

 

僕「夜も放っておけないのですね?」

 

トヨカズ「人間として、息子として、あるまじき行為なのはわかっていますが、『母はいつまで生きるのだろう?』と考えてしまいます」

 

僕「トヨカズさん、彼氏とかは?」

 

トヨカズ「30代までは『彼氏なんかいらない』と思ってました。束縛されたくなかったんです。40代ぐらいから『彼氏が欲しい』と思うようになりましたが……。できないまま、田舎に帰って、介護生活になりました」

 

僕「……辛いですね?」

 

トヨカズ「今は、彼氏どころか、友達もいません。親戚づきあいもないし……。話す相手は母だけ。仕事に行っても、アルバイトは主婦ばかりですから……話の輪には入れません」

 

僕「……」

 

トヨカズ「30代までに東京で彼氏をつくっておけば、今頃、時々は彼氏が遊びに来てくれたんでしょうか? あるいは、彼氏も仕事を辞めて、一緒に田舎に来てくれたのでしょうか?」

 

僕「残念ですが……そういう例ってあまり聞かないですね」

 

トヨカズ「そうですよね。僕が30代の頃に東京で彼氏ができたとして……『一緒に自分の田舎に帰ろう』って言われても、きっとついては行きませんでしたね」

 

僕「お母様は80代ですか?」

 

トヨカズ「70代後半です。平均寿命まで、あと10年です。その頃は僕も高齢者。もう、僕のゲイ人生は終わったのですね?」

 

僕「アドバイスカードを引いてみましょう」

 

トヨカズ「お願いします」

 

★トヨカズさんへのアドバイスカード

↑「金貨の6」正位置。

お金を渡す側、もらう側は対等です。

 

トヨカズ「これは……『ウリ専ボーイ(男性版風俗)』? 僕のところに『ウリ専』なんてありません」

 

僕「サポート(パパ活)志望のゲイの若者はいませんか?」

 

トヨカズ「……」

 

僕「買春は抵抗ありますか?」

 

トヨカズ「いえ……。掲示板で県内の『サポート希望の若者』を見たことがあります。『ノンケ(異性愛)』って書いてあったので、却って胡散臭く感じて……」

 

僕「『ウリ専』も『サポート』も、自称『ノンケ』が一定数いますね。『過激なことはできません』『受け身(マグロ)ならできます』ということかもしれません」

 

トヨカズ「そういうことなんですね?」

 

僕「実際の『ノンケ』もいるでしょうが……」

 

トヨカズ「ノンケの子を金で無理やり……っていうのは、気が引けたのですが……。割り切って遊べばいいんですね?」

 

僕「サポートだったら、平日昼間も可能ですよね?」

 

トヨカズ「平日昼間なら、お袋を家に数時間残すのは大丈夫です」

 

僕「あと、このカードは『ウリ専』『サポート』だけではないと思います」

 

トヨカズ「他に、何か、お金で……?」

 

僕「有料の福祉サービスです。お母様は介護認定されていますか?」

 

トヨカズ「母は要介護ではなく、要支援でした。認知症ではないので……」

 

僕「でも、デイサービスに行ったり、家事支援サービスを受けたりは、できるのでは?」

 

トヨカズ「ケアマネさんにも勧められたんですが……母が嫌がって……」

 

僕「もう1度、ケアマネさんに勧めていただくとか?」

 

トヨカズ「そうですね」

 

僕「お宅は広いんですよね? 『トヨカズさんが掃除が大変だから、家事支援して欲しい』って言えば、お母様も反対しきれないのでは?」

 

トヨカズ「そうですね。母が週に何回かデイサービスに行ってくれたり……家事支援の人が来てくれたりしたら……助かります」

 

僕「福祉サービスはどんどん受けましょう。トヨカズさんが潰れたら、お母様が1番困りますから」

 

トヨカズ「はい、そうします。今まで『なんで彼氏をつくっておかなかったんだろう』って、後悔ばかりしていましたが……」

 

僕「過去を悔いても仕方ありません。今、できることをしましょう」

 

トヨカズ「お袋が逝ってしまう頃には、僕も爺さん……と悲嘆にくれていましたが、『田舎のゲイ爺さん』でもできることはありますよね?」

 

僕「ゲイ爺さん……日本中にたくさんいます。これからますます増えます。できることありますよ」

 

トヨカズ「わかりました。開き直ることにします。お袋にも少し我慢してもらいます」

 

僕「介護は100点を目指してはダメなんです。不可能ですから。70点や60点ぐらいで、現実と折り合いをつけましょう。介護される側・介護する側が、お互いに少しずつ我慢して譲り合うべきです」

 

トヨカズ「今日、話を聞いてもらってよかったです。お袋にも少し我慢してもらい、僕もこれから『田舎のゲイ爺さん』としてのゲイライフを細く長く続けていきます」

 

僕「そうしてください。応援しています」

 

トヨカズ「ありがとうございました」

 

僕「こちらこそありがとうございました」

 

さて、今日のマップオラクルカードです。

↑「変容」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

2羽のフラミンゴが紅色の翼を広げています。その上では蝶が、サナギから出てきたところです。

 

あなたは今、サナギの中にいます。動けず、不自由で、この先に不安を抱えているでしょう。

しかし、まもなく、サナギが裂け、あなたは外に出るのです。

 

美しい蝶に変容するのです。少しの忍耐と、リスクを怖れない心が、あなたには必要です。

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)