ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

少し前のオンライン鑑定です。

 

タイガーさん(仮名・30代男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

タイガー「すみません。こんな姿で失礼します」

*タイガーさんはサングラスとマスクをかけています。

 

僕「いえ、大丈夫です」

 

タイガー「豫さんを信用してないってことではなく……ちょっと今、精神的に参っているので……」

 

僕「精神的に参っているというのは、今日のご相談と関係がありますか?」

 

タイガー「そうです。実は、僕は既婚者で、子どももいるんです」

 

僕「そうなんですね」

 

タイガー「僕は基本的にノンケ(異性愛)なんですが……ゲイの人が無料でヌイてくれるという話を聞いて、夜の公園に行ったんです」

 

僕「ハッテン場(ゲイのクルージングスポット)に行ったんですね?」

 

タイガー「金曜日って、だいたい、職場の同僚と呑むんです。その後、好奇心というか、酔った勢いで、ひとりでハッテン場公園に何度か行ってみたんです」

 

僕「出会いはありましたか?」

 

タイガー「僕は、気持ちよくヌイてもらえればそれでいいので……選り好みせず、寄って来た人や誘って来た人にしてもらって……スッキリして帰るだけです」

 

僕「タイガーさんの方からは何もしないんですね?」

 

タイガー「して欲しそうな人もいますが、『すみません。ノンケなんです』って言ってマグロ状態でしてもらいます」

 

僕「そういう場所は、年齢高い人が多いし、2人3人から手を出されることもあるでしょう?」

 

タイガー「2~3人ならともかく、4~5人の見物人がいたら……警戒します」

 

僕「見物人も、みんなゲイですけどね。やっぱり、既婚者としては身バレが怖い?」

 

タイガー「見物人が多いほど、知っている人に会う確率が出てきますから……。それで、この前寄ってきたオジサンが『この近くに車を停めているから』って……」

 

僕「カーセックスを誘ってきたんですね?」

 

タイガー「『見物人が来ないところだ』って言うから、そのオジサンについていったんです」

 

僕「車の中だと、アナルセックスはできませんね」

 

タイガー「はい、もともとケツはする気ないんです。そのオジサンは『マエダ』と名乗ったので、僕も苗字だけ教えたんです。よくある苗字なので……」

 

僕「で、することをしてもらって……」

 

タイガー「マエダさんが家まで送ってくれるって言ったんですが、もちろん、丁重にお断りして、歩いて帰ったんですが……」

 

僕「まさか……?」

 

タイガー「翌土曜日の午後、子どもを連れて、近所の公園に行ったんです」

 

僕「ハッテン場公園とは……」

 

タイガー「もちろん、全然違うところです。子どもを遊ばせていたら……見覚えのあるオジサンがやってきて……」

 

僕「もしかして?」

 

タイガー「マエダさんなんです。とっさに知らないフリをしたんですが、僕の苗字を呼んで、挨拶してきたんです」

 

僕「家族といる時に? 焦りますね?」

 

タイガー「でも、それ以上無視するわけにもいかないので……会釈だけしたんです。そしたら……」

 

僕「会釈だけで済まなかった?」

 

タイガー「マエダさんが『私の車の中に忘れ物してましたよ』って言うんです」

 

僕「それは……。返してもらいましたか?」

 

タイガー「いえ、マエダさんは『車の中に置いてあります。取りにきてください』って言うんです」

 

僕「何を忘れたんですか?」

 

タイガー「マエダさんは『ハンカチです』って言うんですが……。確かに、前の晩、帰宅した時にハンカチがなかったんです」

 

僕「取りに行ったんですか?」

 

タイガー「いや、子どもをほっぽって行くわけにもいかないし、子連れでいくのもアレだし……。『(ハンカチは)捨ててください』って言ったんですが……」

 

僕「マエダさんは、何て?」

 

タイガー「マエダさんは『じゃあ、今度、お宅にお届けします』って言うんです」

 

僕「タイガーさん、ご自宅をマエダさんに教えたんですか?」

 

タイガー「まさか! マエダさんはあの夜、きっと僕をこっそりつけてきたんです……」

 

僕「それは……」

 

タイガー「はい、自宅に来られるのは困るので、『それはやめてください』って頼んだが、マエダさんは『奥さんやお子さんには同僚と言えばいいでしょう?』って言うんです……」

 

僕「(タイガーさんに)奥様がいることも(マエダさんは)知っている?」

 

タイガー「身震いしました。マエダさんは、僕のことをどこまで知っているんだ? って思いました」

 

僕「1度、ハッテン場で会っただけですよね? マエダさんは、タイガーさんを気に入ったんでしょうか?」

 

タイガー「ストーカーみたいだと思いましたが、警察には相談できません……」

 

僕「ハッテン場のことは言えませんからね? 奥様の手前……」

 

タイガー「そうです。僕はノンケ(異性愛)で、妻子を愛しているんです。妻にバレるわけにはいきません」

 

僕「で、どうしました?」

 

タイガー「マエダさんは、『この間の駐車場で、車で待っている。何時に来れるか?』って言うので……『土日は無理』って言って……月曜日の夕方で折り合いつけました」

 

僕「月曜日の夕方、行ったんですか?」

 

タイガー「行かなかったら、マエダさん、本当に僕の家に来そうで……。行きました」

 

僕「ハンカチを……返すとか返さないっていう問題ではないですよね?」

 

タイガー「はい。マエダさんの言うまま、車の中でしてもらいました」

 

僕「そういう行為自体は、タイガーさんは嫌じゃないんですね? そのために夜の公園に行ったんですから……」

 

タイガー「そうですが……。気持ちがビビッていて……」

 

僕「その気にならなかった?」

 

タイガー「いえ……ヌイてもらいました」

 

僕「でも、脅迫されたみたいで……?」

 

タイガー「そうです。マエダさんとは縁を切りたいんです」

 

僕「マエダさんは、どんな方なんですか?」

 

タイガー「マエダさんは、最初『50代だ』って言ってましたが、どうやら60歳過ぎてます。リタイアしてますから……」

 

僕「マエダさんは未婚?」

 

タイガー「はい、『40年以上、ひとり暮らしだ』って言ってます」

 

僕「つまり、半ばストーカーに脅迫されたみたいな感じで、2回目も会ったが……また誘われて……(困っている)?」

 

タイガー「8回会ってます。先々月から、ほぼ週2回ですから」

 

僕「8回も? マエダさんは、セフレ気分になってますよね?」

 

タイガー「僕にとって、マエダさんは『ストーカー』です」

 

僕「でも、自宅とか、いろいろ知られてるから……無下に断れない?」

 

タイガー「マエダさんは仕事してなくて、時間ありますから。僕のいない平日昼間に、僕の自宅に来て妻に妙なこと言われたら、困るんです」

 

僕「もともと、タイガーさんには家庭がありますから、誰かとセフレになって、定期的に会う気はない?」

 

タイガー「ありません」

 

僕「(タイガーさんは)ノンケですから、女性はともかく、オジサンと関係を深める気はない?」

 

タイガー「マエダさんは、悪い人ではないと思います。一方的に奉仕してきて、僕には何も望まない」

 

僕「でも、ストーカーみたいにつきまとい、脅迫にも受け取れるような言い方をする?」

 

タイガー「僕は、どうすればいいのでしょうか? このままマエダさんとセフレ関係を続けたら……妻にバレないとも限らない……」

 

僕「タイガーさんとしては、奥様にバレて、家庭争議や離婚問題になるのだけは、避けたい……?」

 

タイガー「はい。自業自得で、身から出たサビっていうのは、自覚してます。でも、僕にとって大事なのは妻子です。マエダさんとは縁を切りたい……それ以外ないです」

 

僕「アドバイスカードを引いてみましょう」

 

タイガー「お願いします」

 

★タイガーさんへのアドバイスカード(1枚目)

↑「恋人たち」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

 

僕「タイガーさんとマエダさんは、お付き合いしている……少なくとも、マエダさんは、そう考えています」

 

タイガー「そんな……」

 

僕「週2回、2か月間も会い続けていたら、恋人と認識しても、おかしくありません」

 

タイガー「僕は、マエダさんから逃れられないってことですか?」

 

僕「いいえ。リバース(逆さま)ですから、お付き合いは続きません」

 

★タイガーさんへのアドバイスカード(2枚目)

↑「月」正位置。

 

タイガー「これって……。僕とマエダさんは、こんな感じではありません。ケツはしないし、僕からは何もしません。キスもしません」

 

僕「セックスの定義は、人それぞれです。たとえ一方的奉仕であっても、マエダさんにとっては極上のセックスなのです」

 

タイガー「……で、アドバイスは?」

 

僕「タイガーさんは、あくまでもノンケであり、マエダさんだけでなく、男性全般に恋愛感情がないことを伝えましょう。性欲解消だけの行為だったと、正直に伝えましょう」

 

タイガー「『ノンケである』とは言ってましたが……」

 

僕「『ノンケ』と言いながら、実はバイセクシャルだったり、体験するうちにゲイになったりする男性は、少なくないんです」

 

タイガー「いや、僕の場合は、ほんとにノンケなんです。少なくとも、マエダさんには興味ないんです」

 

僕「そこをもう1度、マエダさんに認識してもらいましょう。そして、タイガーさんがマエダさんに脅迫されていると怯えていることも……」

 

タイガー「マエダさんは逆上しないでしょうか?」

 

僕「マエダさんは、タイガーさんを本気で好きなんです。そこ、わかってますか?」

 

タイガー「それは、なんとなく感じてます」

 

僕「マエダさんは、真剣なんですよ。タイガーさんと結ばれたいんです」

 

タイガー「いや……でも……僕は困ります」

 

僕「マエダさんの恋心を理解した上で、『申し訳ないが……その気持ちは受け止められない』と言ってみたら、どうでしょうか?」

 

タイガー「マエダさんは、引き下がるでしょうか?」

 

僕「マエダさんも、苦しいはずですよ。愛するタイガーさんには妻子があり、年齢差も大きい。自分の一方的な恋愛感情かと……どこかで気づいてますよ」

 

タイガー「気づいているなら、別れてほしいです」

 

僕「タイガーさんの愛する奥様が『お子さんを連れて家を出ていく』と言い出したら、どう思いますか?」

 

タイガー「そんな、突然言われたら、困ります」

 

僕「マエダさんも、タイガーさんから別れを切り出されたら、同じような思いを抱くでしょう」

 

タイガー「そう言われても……」

 

僕「この件に関して、タイガーさんが被害者だと、私も思います。でも、視方を変えれば、真の被害者は奥様やお子さんです」

 

タイガー「そこを言われると、何も言えません」

 

僕「マエダさんは、脅迫しようとか、タイガーさんの家庭を壊そうとか、思ってませんよ。ただ、恋に落ちたのです。タイガーさんに魅了されたんです」

 

タイガー「それは……そうかもしれません」

 

僕「そこをわかってあげた上で、離婚や家庭騒動になったら、タイガーさんが苦しむということを、コンコンとマエダさんに説明してあげてください。セフレ継続には応じられないと……」

 

タイガー「……わかりました。マエダさんには『1度だけ、キスでも何でもするから、別れてくれ』って言います」

 

僕「え?」

 

タイガー「マエダさんは特には言いませんが……僕と『キス』や『セックス』したいのは、わかってます」

 

僕「キスやセックスを? マエダさんと?」

 

タイガー「キスとアナルセックスに……1度だけ応じます。それを条件に別れてもらいます」

 

僕「あの……タイガーさんは、どちらを?」

 

タイガー「どちらでも。可能だったら、男役やります。不可能なら、僕が女になります」

 

僕「……いいんですか?」

 

タイガー「僕は基本的にノンケなので、アナルセックスは一生やらないと思ってました。でも、マエダさんは僕を『生涯の相手』と思っているのですよね?」

 

僕「そうです」

 

タイガー「だったら、僕にはその気持ちに応えられない代わりに、処女を捧げます」

 

僕「……」

 

タイガー「とにかく、その覚悟でマエダさんと向き合います」

 

僕「うまくいくことを願ってます。難航したら、またご相談ください」

 

タイガー「お願いします。ありがとうございました」

 

さて、今日の観音オラクルカードです。

↑「8つの不死」

 「8つの不死」に象徴される、観音様による「お導き」があなたに届きます。「お導き」を受けた方がいいのは、言うまでもありません。

 

気を付けて欲しいことがあります。スピリチュアルなお導きと、単なる希望的観測は違います。「お導き」は単純で、何度も届きます。素直な心でいれば、わかるはずです。

 

判断に迷う時は、あなたの心の奥の「良心」に尋ねてみましょう。「本当はしたくない」「本心では、してはいけない」なら、やめた方がいいのです。

 

観音様は、すべて「お見通し」です。すべては見られているのです。よくないことをすれば、いずれ「裁き」がなされます。よいことをおこなえば、あなたは更なる幸せへと導かれるのです。

 

最後に、後日談です。

2週間後にタイガーさんから連絡がありました。

 

タイガー「うまく行きました。いつもの行為の後、『マエダさんの好意はとても嬉しいが、僕は妻子を捨てられない』と伝えたら、マエダさんは泣きながら『わかった』と言ってくれました」

 

僕「……アナルセックスは?」

 

タイガー「その件は言わなくても、済みました」

 

僕「ホッとしましたね?」

 

タイガー「はい。覚悟してましたが、しなくて済んでよかったです」

 

僕「タイガーさんにとって、勉強になったのでは?」

 

タイガー「はい。男同士なら浮気じゃないと考えていたんですが……マエダさんみたいに本気になる人がいるんだと知って……凝りました」

 

僕「今後は、お気をつけください」

 

タイガー「はい。2度としません。ありがとうございました」

 

僕「また何かあったら……ではなく、これっきりになることを願っています」

 

タイガー「はい。そうします」

 

 

↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。

 

 

↑峰ゆり子先生宅玄関前の観音像(北海道苫小牧市)