ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前のオンライン鑑定です。
ユタカさん(仮名・30代ゲイ男性・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
ユタカ「去年から彼氏と同棲してますが、思い描いていた生活と違い過ぎて、迷っています」
僕「同棲を続けるかどうか、迷っているのですね?」
ユタカ「付き合い始めて1か月で同棲したので……あんな人だと思いませんでした」
僕「彼氏さんについて、差し支えない範囲で教えていただけますか?」
ユタカ「ナオスミさん(仮名)で、僕より11歳上の40代です」
僕「年齢差があるんですね? ジェネレーションギャップとか、感じますか?」
ユタカ「年齢差や世代の差より、ナオスミさんがオタクというかマニアというか、40代とは思えないくらい幼くて……」
僕「ナオスミさんが幼い?」
ユタカ「初めて行ったゲイバーで声かけられてデートしたんです」
僕「ナオスミさんの方がユタカさんを好きになったんですね?」
ユタカ「僕は、てっきり、ナオスミさんに愛されて、幸せになれると思っていたんです」
僕「一緒に暮らし始めたら、そうじゃなかった?」
ユタカ「ナオスミさんは年下が好きだと言うんです。僕は同世代か少し上が好きなんで、11歳差のナオスミさんは上過ぎるんですが、ナオスミさんは若く見える人なので、まあいいかと思ったんです」
僕「同棲を始めて、どの辺から違和感を感じたんですか?」
ユタカ「ナオスミさんの2DKのマンションに僕が引っ越したんですが……。ナオスミさんが『納戸』と言っていた部屋が、実はナオスミさんの『推し活』の部屋だったんです」
僕「推し活? 趣味の部屋ですか?」
ユタカ「ナオスミさんはアイドルが好きなんです。6畳の部屋のドアと窓以外の壁が全部棚になっていて、アイドルのCD・DVD・写真集・色紙などが所狭しと並べられているんです」
僕「男性アイドル? 女性アイドル? 最初見た時は、ひきましたか?」
ユタカ「ナオスミさんは男女両方のアイドルが好きなんです。僕はドン引きしました」
僕「まあ、人の趣味というものは、なかなか理解しがたいものがありますから……」
ユタカ「ナオスミさんは定時で帰ってくる人なんですが、帰宅すると、趣味の部屋に入り込んで、CD聴いたり、DVD見たりしているんです」
僕「その間、ユタカさんは何を?」
ユタカ「僕は、残業の日もあるんですが、それでも、毎日スーパーに寄って買い物してくるんです」
僕「2人の夕食用ですね」
ユタカ「買い物だけじゃなく、料理も僕ひとりでするんですよ? 支度ができたら、ナオスミさんに声かけてダイニングに来てもらい、一緒に食べるんです」
僕「ユタカさんは、ナオスミさんのアイドルコレクションのDVDなどは見ない?」
ユタカ「僕は、男女ともアイドルに興味ありません」
僕「だから、ナオスミさんは1人で楽しめるように、納戸に籠るんですね?」
ユタカ「食べ終わると、ナオスミさんはさっさと納戸に戻って、アイドル鑑賞の続きです。僕がひとりで片づけるんです」
僕「ちょっと寂しいですね?」
ユタカ「掃除と洗濯は週末にまとめてするんですが、それもほぼ僕1人でしてます。納戸だけはナオスミさんに掃除してもらいますが、ナオスミさんのする家事はそれだけです」
僕「ナオスミさんは40代で……ユタカさんと暮らすまではひとり暮らし? それとも実家暮らしが長かった?」
ユタカ「ナオスミさんは30代の時に実家を出たんですが、親にマンションを買ってもらったんです。以来、10年以上今の部屋でひとり暮らしなんですが、僕が来た時、台所は新品でした。料理したことない人なんです」
僕「ナオスミさんは、ひとり暮らしの時は外食専門?」
ユタカ「ナオスミさんは、外食とコンビニ弁当だったようです」
僕「今は、ナオスミさんはユタカさんの手料理を食べてる?」
ユタカ「そうです」
僕「ユタカさんの手料理に感謝している?」
ユタカ「『おいしい』とか『ありがとう』とか、言われたことないです」
僕「ナオスミさんは、外食が多かったから舌が肥えているのでしょうか?」
ユタカ「そうなんでしょうね。きっと僕の料理が口に合わないんでしょうね、何も言いませんが……」
僕「同棲の醍醐味って、会話しながらの食事とか、リビングでテレビなど見ながらイチャイチャとか……」
ユタカ「そういうの、ほぼないんです。食事の際も、僕が一方的に仕事の愚痴とか話して……ナオスミさんは聞いているんだか、いないんだか……」
僕「イチャイチャもないんですか?」
ユタカ「日曜の朝だけゆっくりできるので……その時にエッチします。週1回だけ。他の日はイチャイチャなんてゼロです」
僕「同棲1年目。新婚みたいなものですが……」
ユタカ「別々に暮らしていた頃とエッチの回数は変わりません。同棲する前の方がマシだった気がします」
僕「同じ屋根の下にいながら接触がないのは、離れているよりも寂しいですか?」
ユタカ「そう感じます。単なる同居人というか、家政婦扱いというか……ラブラブとか全くないんです」
僕「別居したいですか?」
ユタカ「アパートを解約してなければ、とっくに戻っていたと思います。今は、別居というより、別れるかどうかで悩んでます」
僕「別れる?」
ユタカ「だって、ナオスミさんは僕のこと好きじゃないんです」
僕「ゲイバーで、ナオスミさんの方から誘ってきたんですよね?」
ユタカ「たまたま、ゲイバーの中で、僕が1番若かっただけです」
僕「ナオスミさんが、そう言ったんですか?」
ユタカ「そうです。あまりにも放置されているので『僕のこと、好きじゃないの?』ってナオスミさんに聞いたら、そういう答えでした」
僕「……」
ユタカ「ナオスミさんは、10代後半~20代前半の男の子が好きなんです。30歳過ぎた僕なんかより、20代のアイドルたちの方が好きなんです。だから、僕を放置して、納戸でアイドル鑑賞しているんです」
僕「でも、アイドルって手が届かないですよね? 実際の恋愛対象にはならない?」
ユタカ「それで、ナオスミさんは妥協して僕を誘ったんです」
僕「……」
ユタカ「マンションはナオスミさんのものだし、管理費も光熱費もナオスミさんが払ってる。僕は食事の材料の買い物代……あとは家事労働です」
僕「経済的にはお2人のバランスはとれてるのでしょうが……」
ユタカ「恋愛も同棲もしている感覚ないんですよね? ナオスミさんがいつも納戸に籠っているんで……」
僕「そうですね……」
ユタカ「別れた方がいいのでしょうか?」
僕「別れたいんですか?」
ユタカ「憎み合っている……というわけではありません。しょうがないから同じマンションで暮らしている……って感じです」
僕「引っ越しには、お金も時間もエネルギーもかかりますからね」
ユタカ「それもあります。あと、僕も若くはないので、ナオスミさんと別れたら、次が見つかるかどうか……(わからない)」
僕「ナオスミさんはどうなのでしょうか? ユタカさんと別れたら、次はないと思っているのでしょうかね?」
ユタカ「どうなのでしょうか? そもそも、あんなにアイドルが好きなナオスミさんにとって、僕との同棲は、どのぐらいの意味があるのでしょうか?」
僕「でも、40代のナオスミさんが20代のアイドル並みのイケメンと同棲できる可能性は低いですよね?」
ユタカ「そうでしょうね。だから、僕に声をかけた……でも、やっぱりかわいいアイドルを見ていたいから納戸に籠るんでしょうね」
僕「アドバイスカードを引いてみませんか?」
ユタカ「お願いします」
★ユタカさんへのアドバイスカード
↑「ワンドの5」正位置。
「争い」を勧めてますが、「喧嘩」というより「議論」です。建設的なものになるようにしましょう。
↑「カップの3」正位置。
「カップ」は「ハート」つまり「心」を表すとともに、文字通り「飲食」の意味もあります。
一緒に暮らしているのですから、食べながら飲みながらの会話をもっとしましょう。
僕「今日の話のような、ユタカさんの思いをナオスミさんに伝えていますか? 喧嘩を怖れず、ぶつけてみるべきです」
ユタカ「確かに……ちゃんと話したことはありません」
僕「ただしナオスミさんの方にも言い分があるでしょう。そこは聞いてあげなければなりません」
ユタカ「はい」
僕「ナオスミさんは妥協しているんだろうとおっしゃいましたが、『妥協』というか『折り合い』は大事です。0か100かではなく、50と50ぐらいを目指すべきです」
ユタカ「僕の希望を半分受け入れてもらい、ナオスミさんの要求の半分を僕も受け入れる?」
僕「そうです。基本、他人同士ですから、譲り合いが必要です」
ユタカ「ナオスミさんに『20代の若い子がいい』と言われたら、困りますが……」
僕「言われてから考えればいいです。言われる前から悩んでも仕方ありません」
ユタカ「そうですね。最悪、別れる覚悟で、ナオスミさんと話し合ってみます」
僕「そうしてください」
ユタカ「ありがとうございました」
僕「こちらこそありがとうございました」
さて、今日のサクラ・ルノルマンカードです。
↑「山」
決してなだらかではなく、越えるのが大変な「山」です。
↑「鳥」
さえずり合う鳥は、会話やコミュニケーションの象徴。
2枚を合わせ読むと、
コミュニケーションがうまくいきません。
怖れず、更に会話するしかありません。
障壁を乗り越えた先にこそ、強い絆があるのです。
↓我が師である 霊観占 大幸 峰ゆり子先生。





