ゲイ占い師 豫 空潤です。
少し前の対面鑑定です。
マサヒロさん(仮名・40代ゲイ男性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。
マサヒロ「恋愛運を知りたいです」
僕「マサヒロさんの生年月日・生誕地・生誕時刻によると、晩婚です。情熱的な恋ではなく、総合的に判断した相手と結ばれます」
マサヒロ「晩婚? 結婚するのですか?」
僕「日本では、今は同性婚できませんが、付き合っている相手と同居しているなら事実婚とも言えます」
マサヒロ「事実婚? 同棲ですね? 僕は人生の後半、同棲できるのですか?」
僕「可能です」
マサヒロ「可能性がある? 実現するにはどうしたらいいのでしょうか?」
僕「マサヒロさん次第です。縁があった人を大事にすることです」
マサヒロ「僕は、今までの人を大事にしてなかったということでしょうか?」
僕「今までお付き合いした方、いらっしゃいますよね?」
マサヒロ「18歳でゲイデビューしてから、7~8人付き合ってきました」
僕「長く続いた方はいらっしゃいましたか?」
マサヒロ「長くて1年ですね。自然消滅したり、友達になってしまったり……相手が浮気して揉めて別れたり……」
僕「一緒に住んだことは?」
マサヒロ「30歳の時と36歳の時に、それぞれ同棲しました」
僕「どうでしたか?」
マサヒロ「30歳の時は、年上の男性の部屋に居候したんですが……不便でした」
僕「不便?」
マサヒロ「当時の彼は帰りが遅くて、僕はテレビを見て待っていたんですが、面白い番組がなくて……自分の部屋なら、ケーブルテレビにつながっているのに……と思って……」
僕「ご自宅はそのままにしてあったんですね?」
マサヒロ「そうです。爪を切ろうと思っても、彼氏の部屋のどこに爪切りがあるか、わからない……」
僕「相手の部屋に来てしばらくの間は、まだまだ他人の家ですよね?」
マサヒロ「そうなんです。なんか居心地が悪くて……」
僕「で、ご自宅に帰った?」
マサヒロ「はい。1か月、お試しで彼氏の部屋に住んでみて、よかったら自宅を引き払って完全同居するという話だったんですが……自宅に戻りたくてしかたなくなり……」
僕「1か月のお試し期間終了後、元の自宅に戻った? 彼氏さんとは喧嘩したわけではない? だったら、住まいは別々で、外でデートする関係に戻るとか?」
マサヒロ「その当時の彼氏って、ものすごく忙しくて、平日はほぼ終電帰り。週末は寝てばかりの人だったんです。それで、外で会えないから、『俺の部屋に住め』って言われたんです」
僕「同棲解消がお別れにつながったんですね?」
マサヒロ「僕の自宅はワンルーム。彼氏の部屋は2LDK。彼氏は『なんで、あんな狭い部屋に戻るんだ?』って怒りだして……最後は喧嘩別れでした」
僕「36歳の時に、2度目の同棲をされたんですね?」
マサヒロ「はい。前の失敗に懲りて、今度は同い年の対等な関係にしました」
僕「どちらの部屋で同棲したのですか?」
マサヒロ「相手が実家住まいで、僕の家はワンルーム。これじゃダメだからと、僕が広い部屋を借り換えて、同い年の彼を呼んだんです」
僕「年上の彼氏だと遠慮があったから、次は同い年の男性と住むことにした。どうでしたか?」
マサヒロ「毎日喧嘩でした」
僕「喧嘩の原因は?」
マサヒロ「生活習慣の違いですね。早く帰宅した方が夕飯を作るってことにして、作らなかった方が食器洗いをするんです」
僕「対等な関係ですね」
マサヒロ「夕食後、僕が食器洗いする前に、1時間ぐらいテレビを見ていると、彼氏がイライラし始めるんです」
僕「マサヒロさんが食器を洗わないから?」
マサヒロ「洗うつもりでいるんですよ。でも、仕事で疲れてたり、テレビが面白かったりした時、ほんの1時間休んでからでもいいじゃないですか?」
僕「同い年の彼氏さんは、それが嫌なんですね?」
マサヒロ「彼は36年間、母親と住んで、すべて母親にやってもらっていたんですよ。『母は食後、すぐに洗って片づけていた』って言ってましたが、それは専業主婦だったからですよ」
僕「まあ、そうでしょうね」
マサヒロ「僕が早く仕事あがって夕食作る日に、スーパーに寄ったら、唐揚げ・ハンバーグ弁当が安売りしてたんです。彼は唐揚げとハンバーグが好きだから、それを2人分買っていき、温めて夕食にしたら……」
僕「彼氏さんの好物でしょ? 文句言わないでしょう?」
マサヒロ「彼氏曰く『母は唐揚げもハンバーグも、いつも手作りだった。母が作ったものは冷めてもおいしかった』って……」
僕「そんな風に言ってくるなんて……まるで……」
マサヒロ「マザコンですよね? ええ、マザコン野郎って言ってやりましたよ」
僕「喧嘩になりますよね?」
マサヒロ「大喧嘩ですよ。優しくて穏やかだと思ってた彼氏が興奮して怒鳴りまくってきて……」
僕「すべてお母さんにやってもらっていた人が、誰かと同居すると、つい、相手をお母さんと比べてしまうんですよね」
マサヒロ「冗談じゃないです。母親になんかなれません」
僕「3度目の正直がありますよ」
マサヒロ「3度目……あるんでしょうか? でも、ここ3年間、彼氏はいないんです」
僕「コロナで出会ってないからでしょう? 自粛とかなくなってきてますから、これから大丈夫ですよ」
マサヒロ「僕の恋愛は、もう終わってしまったんじゃないかって……不安なんです」
僕「ここに、ゲイタロットカード78枚が裏向きに並べてあります。気になる1~2枚をめくってください。マサヒロさんへのメッセージになります」
マサヒロ「では……これと……これ」
↑「カップの4」正位置。
演劇のオーディションです。3人の候補者から1人選ばれたら、あとの2人は落ちます。でも、めげる必要はありません。また挑戦すればいいのです。
落ちればがっかりでしょうが、そこを乗り越えた人だけが大きな喜びを得るのです。
↑「金貨の3」正位置。
子ども部屋の壁を塗っています。
人のためになる地道な作業を積み重ねていけば、結果が得られるでしょう。
マサヒロ「オーディション? 壁塗り? どういう意味ですか?」
僕「選ばれなかったことで、必要以上に落胆しないでください」
マサヒロ「ゲイの出会いのことですか?」
僕「そうです。何度も挑戦することです」
マサヒロ「壁塗りの方は?」
僕「3度目の同棲になったら、対等とかは置いておいて、相手に尽くすつもりになってください」
マサヒロ「僕の場合……尽くさなければ、同棲は続かないってことですね?」
僕「マサヒロさんだけでなく、みんなです」
マサヒロ「え?」
僕「自分の方が尽くしてる……って思ってるぐらいがちょうどいいんです」
マサヒロ「……」
僕「誰しも、自分はこんなにやってあげてるのに……って思いがちです。そして、相手の努力は当たり前って考えがちです」
マサヒロ「……」
僕「自分の方が尽くしてる……自分の方が我慢してる……そう思うことで、パートナーと円満に暮らせるなら、それでいいではありませんか?」
マサヒロ「僕は20代ずっと1人暮らしでした。……でも、30歳でひと月だけですが、同棲してみて、結果は失敗したんですが……誰かと暮らす幸せを知りました」
僕「パートナーがいるって、幸せなことですよね?」
マサヒロ「30歳の時も……36歳の時も、結果として喧嘩別れしたのは仕方ないと思いますが……楽しいこともあったので……もうちょっとうまくやれなかったかなって思ってます」
僕「次はうまくやりましょう」
マサヒロ「やれるでしょうか?」
僕「やれますよ」
マサヒロ「まだ出会いはあるでしょうか?」
僕「ありますよ。カードにそう出ています」
マサヒロ「ありがとうございました。希望が持てるようになりました」
僕「こちらこそ、ありがとうございました」
さて、今日の台湾版易タロットです。
↑「地雷復」
雪山の地面の下でウサギがじっとしています。
しかし、空には風が巻き起こり、季節が変わりそうな兆しです。
長い間あなたは報われませんでした。
さぞや辛く苦しかったことでしょう。
よく我慢し続けましたね。
忍耐の日々は、まもなく終わります。
しかし、まだ動き出さないでください。
まだ春になった訳ではありません。
ウサギも、まだ動いていません。
眼を覚まし、動くための準備をするだけに留めましょう。
勇み足は禁物です。
せっかく耐え続けたのですから。
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