ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

先日、同棲する日本人ゲイ男性Tommyがチーズケーキを焼きました。

 

僕「急にチーズケーキなんて、どうしたの?」

 

Tommy「クリームチーズが余ったからね。クッキーもあったから、砕いて土台にした」

 

僕「(食べて)おいしい!」

 

Tommy「そう? いまいちじゃない?」

 

僕「いや、チーズの香り濃厚でおいしい! その辺で売ってるチーズケーキよりおいしい!」

 

Tommy「空潤はチーズ好きだよね?」

 

僕「バターも生クリームも、乳製品全般が好き!」

 

Tommy「空潤は、牛乳は飲まないけどね」

 

僕「若い頃は冷えた牛乳好きだった。今はお腹壊すんだよ」

 

Tommy「温めたミルクは大丈夫なの?」

 

僕「うーん。レンジで温めたミルクコーヒーは、やっぱりお腹ゆるくなる。鍋で煮たココアミルクは大丈夫だけど……」

 

Tommy「じゃあ、牛乳だけを鍋で煮る?」

 

僕「今は無理。暑すぎるから、ホットドリンクは飲みたくない」

 

Tommy「了解」

 

話変わって、少し前の対面鑑定です。

 

ツカサさん(仮名・50代・地方在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ツカサ「1年前から彼氏の家で同棲してますが……。このままでいいのかと思う気持ちが消えません」

 

僕「彼氏さんについて、差し支えない範囲で教えていただけますか?」

 

ツカサ「ヨウイチロウさん(仮名)は60代で、2年前にゲイアプリで知り合いました」

 

僕「2年前に出会って……1年前に同棲したのですね……?」

 

ツカサ「正確に言うと、アプリで知り合った当初1年間は、メールやビデオ通話だけで、直接会ってはいません」

 

僕「コロナだったからですか?」

 

ツカサ「そうです」

 

僕「もしかして、直接会う前から、同棲する話をしていた?」

 

ツカサ「そうです。若い人は、まずセックスでしょうが、ヨウイチロウさんは、最初から一緒に住むパートナーを募集していたんです」

 

僕「今、地方にお住まいですよね? ヨウイチロウさんはリタイアされていて、ツカサさんはリモートワークですか?」

 

ツカサ「そうです。僕は、昨日、月に1回の出勤日でした。ヨウイチロウさんには、ついでに東京で友達と会ってくると言ってあります」

 

僕「昨夜は、久しぶりに東京に泊まったんですね?」

 

ツカサ「そうです。やっぱり、東京は違いますね。活気があるし、ゲイ人口も圧倒的に多い。今晩の新幹線で帰る予定ですが、ちょっと帰りたくない気分です」

 

僕「ゲイとしては、地方暮らしは制約があったり、ちょっと物足りなかったりしますか?」

 

ツカサ「大いに物足りないです」

 

僕「具体的には、どういう点が物足りないですか?」

 

ツカサ「住んでいる場所で言うと、ゲイバーがない。1歩家を出ると、ノンケのおじさんおばさんばかりで、ゲイを隠さず話せる人は皆無です」

 

僕「ヨウイチロウさんが長年住んでいるお宅に、ツカサさんが同居したんですよね? ヨウイチロウさんのゲイのお友達とか、いないんですか?」

 

ツカサ「いないことはないんですが、孫がいる70代の既婚ゲイとか……若い頃は東京にいたが親の介護で戻った60代のおばさんのようなおじさんとかで……」

 

僕「でも、ヨウイチロウさんのご友人ですよね?」

 

ツカサ「ヨウイチロウさんも、その2人とは、しょっちゅう口喧嘩してます。もともと気が合わないんです。単に、同じ地域で同じゲイで、世代が近いから……」

 

僕「でも、時々は会うんですよね?」

 

ツカサ「2人とも、ひと月に1度ぐらい、ヨウイチロウさんの家に遊びに来ます。70代の既婚の方は、当然ながらクローゼット(カミングアウトしてない)だし、もう1人も老親と同居しているので、ゲイ丸出しでしゃべれるのは、うちに来た時だけなんです」

 

僕「でも、しょっちゅう口喧嘩されてる?」

 

ツカサ「帰る時は、お互いにムッとして『帰るから』『さよなら』っていう感じです。でも、ひと月経つと、ケロッとして遊びにくるんです」

 

僕「ツカサさんとしては、そのお2人にあまり来てほしくない?」

 

ツカサ「掃除したり、お酒やつまみを用意したりするのも面倒ですが、僕とは世代差で話合わないし、ヨウイチロウさんとは罵り合いになるし……僕にとってはいいことありません」

 

僕「月に1回の辛抱ですね?」

 

ツカサ「最近は、2人が来た時、僕はわざと何かしら買い忘れて、スーパーに買いに走り、1時間ぐらい時間潰すことにしてます」

 

僕「まあ、無理に我慢して付き合うよりいいかもしれません」

 

ツカサ「ただ、その2人は月に1回なんですが、ヨウイチロウさんは毎日、朝から晩まで家にいるので……」

 

僕「ヨウイチロウさん自身にも不満がある?」

 

ツカサ「たくさんあります。まず、ダメだし魔なんです。僕が休みの日に2人で掃除するんですが、やり方が細かく決まっていて、僕が違うやり方すると、文句がすごいんです」

 

僕「もともとヨウイチロウさんのお宅なので、こだわりがあるのでしょうね?」

 

ツカサ「掃除機は使うんですが、壁や天井は、いまだにハタキです。床は雑巾水拭き。ダスキンとか、今はいろいろあるじゃないですか? そういう手軽で効率的な掃除グッズを一切認めないんです」

 

僕「ツカサさんが便利掃除グッズを買ってきても、使わせない?」

 

ツカサ「はい。納戸に仕舞っておき、老親介護の人にあげるんです。介護の人は、時短になると言って喜んで持って帰るんです」

 

僕「料理や買い物は、どちらがされるんですか?」

 

ツカサ「どっちもヨウイチロウさんです」

 

僕「助かりますね?」

 

ツカサ「ヨウイチロウさんは仕事してないし、趣味らしいものもない。時間がたっぷりあるんです。僕は9時~18時勤務ですから……」

 

僕「手作りご飯が食べられますよね?」

 

ツカサ「カレーとおでんと焼き魚・野菜炒めの繰り返しに、味噌汁・ぬか漬けが毎回つくんですけどね。僕は文句言わず食べてます。でも……」

 

僕「何かあるんですね?」

 

ツカサ「洗い物は僕がするんですが、そのやり方にヨウイチロウさんは細かく口出しするんです『汚れた食器同士を重ねるな』とか……」

 

僕「ダメだし魔は、ちょっと嫌ですね? でも、ヨウイチロウさん、いいところもあるでしょう?」

 

ツカサ「僕は食費と光熱費の半分を入れているんです。つまり、家賃はただで、税金もヨウイチロウさんが払ってくれる。いいところは、そこだけですね」

 

僕「え? ヨウイチロウさんを好きなんですよね?」

 

ツカサ「ヨウイチロウさんが、僕に対して『一緒に住もう』って言ってきたんです。僕はそこまでヨウイチロウさんを好きじゃないです」

 

僕「でも、嫌いなら、同居はしませんよね?」

 

ツカサ「ヨウイチロウさんのこと、嫌いではないです。でも……好きとか言う感情はないですね。ヨウイチロウさんの方も、僕のこと本当に好きではないと思います」

 

僕「ヨウイチロウさんから、同棲を誘ってきたのでしょう?」

 

ツカサ「僕は介護要員ですよ。ヨウイチロウさん、来年は70歳ですから……」

 

僕「いや……80歳過ぎても、お元気な人はいますよ」

 

ツカサ「ヨウイチロウさん、まだ大丈夫ですが……僕のことが好きというより、将来の不安のために同居を誘ったんです」

 

僕「いや……でも……」

 

ツカサ「そもそも、家の中の1番いい部屋が仏間で、亡くなった元カレの写真を飾って、毎日線香あげてるんですよ」

 

僕「ヨウイチロウさんは、その家で元カレと同棲していた?」

 

ツカサ「同棲してません。元カレは既婚者でしたから。ヨウイチロウさんは、一緒に住んでもない亡くなった元カレの遺影を南側の1番いい和室に飾って、それ以外の用途に使わないんです」

 

僕「遺影だけ? お位牌は……元カレの奥様がお持ちなんですね?」

 

ツカサ「そうです。お墓参りも、命日とかお盆や彼岸は避けて、終わってから行くんです」

 

僕「奥様と鉢合わせしないように?」

 

ツカサ「そうです。もうご本人は死んでいるんだから、ゲイバレしようが、知ったこっちゃないと思うんですが……」

 

僕「残された奥様が、穏やかな老後を過ごすための配慮でしょうね?」

 

ツカサ「ぶっちゃけ、ヨウイチロウさんは、今でも元カレが好きなんです、僕よりも」

 

僕「いや、今はツカサさんを好きでしょう?」

 

ツカサ「セックスはまったくありません」

 

僕「最近は……ですか?」

 

ツカサ「始めっからです。ヨウイチロウさんは、糖尿病のケがあって、タチが悪いんです」

 

僕「もっぱら、バニラセックス(ソフトな前戯)のみ?」

 

ツカサ「それすら、ここ半年ないです。昨夜、東京に泊まって、久しぶりに濃厚なセックスを堪能しました」

 

僕「……浮気ですね?」

 

ツカサ「罪悪感なんかないですよ。だって、ヨウイチロウさんが、何もしてくれないんですから。まだ現役の僕としては致し方ありません」

 

僕「それで、東京で濃厚な夜を過ごす度に、地方でのヨウイチロウさんとの暮らしに疑問が湧いてくる?」

 

ツカサ「そうです。僕も60代だったら、ヨウイチロウさん宅を終の棲家と思えるかもしれません。でも、まだ50代。東京に来れば、一夜の相手は居るわけで……」

 

僕「このまま、ヨウイチロウさんと終の棲家で暮らすか? 別れて、本当に好きな相手を探すか? 迷っているんですね?」

 

ツカサ「そうです」

 

僕「ここに、裏返しのゲイタロットカード78枚が並べてあります。気になった1~2枚をめくってください。ツカサさんへのメッセージになります」

 

ツカサ「では……これと……これ」

↑「剣の7」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

スケートボードに乗った若者が封筒を落としてしまっています。

 

急ぎすぎ、焦りすぎです。大事なものを取りこぼしてしまいそうです。

 

↑「ワンドの9」正位置。

パブから不機嫌な顔をした男性が出てきました。

嫌なことがあったのでしょう。

 

しかし、立ち去って正解なのでしょうか?

一時的な不運やアクシデントだったのかもしれません。

 

ツカサ「ヨウイチロウさんと別れない方がいいってことですか?」

 

僕「少なくとも、今すぐ決める必要はありません」

 

ツカサ「僕は、ヨウイチロウさんとの暮らしが楽しくないんです。月1回の東京出勤の夜、ワンナイトの相手を探すことが最大の楽しみなんです」

 

僕「その暮らしをもう少し続けてもいいと思います」

 

ツカサ「え? 豫さんは、浮気反対派じゃないんですか?」

 

僕「浮気はお勧めしませんよ。でも、ヨウイチロウさんが黙認しているのでしょう? 第3者の私が反対することではありません」

 

ツカサ「ヨウイチロウさんは、僕の浮気を知って……黙認しているのですか?」

 

僕「ツカサさんは、月1回の東京出勤の度に、夜の新幹線で帰らず、東京に泊まって、翌日帰っている……」

 

ツカサ「でも、ヨウイチロウさんは何も……」

 

僕「ヨウイチロウさんは、何も言わず、友達と飲んで泊まって来ていることにしている……寛大な人ですね」

 

ツカサ「いや……」

 

僕「ヨウイチロウさんが、ツカサさんに対して嫉妬したり、束縛したりしたことがありますか?」

 

ツカサ「……ありません」

 

僕「なかなかいない、寛容な人ですよ。もう少し我慢するとか、機会をつくって話し合うとかしたら、どうですか?」

 

ツカサ「……わかりました。そうしてみます。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそ、ありがとうございました」

 

さて、今日の台湾版易タロットです。

↑水風井(すいふうせい)

男女が井戸から水を汲んでいます。

水道がなかった頃、水汲みは毎日必要なことでした。

井戸がない所では川などに行かなければなりませんから、井戸は人間にとってありがたい存在です。

 

今、あなたにとってありがたい存在を当たり前に思っていませんか?

実は、なくなったら困るのではありませんか?

 

人間、何かしらの不満は抱きがちです。

が、まずはあなたを支えてくれている物や人に感謝することが大事です。

 

そして、やるべきことを毎回しっかりとやることが、明日のあなたをつくります。

これを忘れてはならないのです。