ゲイ占い師 豫 空潤です。

 

7月22日の足立花火大会の時、自宅でゲイホームパーティーを開いたと記事に書きました。

 

1週間後の29日の隅田川花火大会……我が家ベランダから小さく見えました。

 

 

 

↑望遠レンズを使用してます。

肉眼ではもっともっと小さいです。

花火の隣の東京スカイツリーも、花火色にライトアップしてました。

 

話変わって、少し前の対面鑑定です。

 

ユズルさん(仮名・30代ゲイ男性・関東在住)のプライバシー保護のため、多少変更しています。

 

ユズル「彼氏募集のことで悩んでいます」

 

僕「彼氏がなかなかできないということですか?」

 

ユズル「彼氏を募集するべきかどうか……です」

 

僕「彼氏が欲しいなら、募集した方がいいのでは?」

 

ユズル「彼氏は欲しいです。でも……」

 

僕「元カレに未練があって、復縁したいのですか?」

 

ユズル「元カレではなく……セフレ(セックスフレンド)がいるんです」

 

僕「そのセフレのことが好きで、彼氏になってくれたらいいと思ってらっしゃる?」

 

ユズル「そうです。でも……」

 

僕「そのセフレの方には彼氏になる気がない?」

 

ユズル「そういうことです」

 

僕「セフレの方のことを差し支えない範囲で教えていただけますか?」

 

ユズル「僕より2つ上のアキマサ(仮名)です。コロナになる前にアプリで知り合いました」

 

僕「コロナ前っていうと、3年前からですか?」

 

ユズル「そうです。でも、3か月に1度ぐらいしか会わないので……」

 

僕「ユズルさんとしては、もっと頻繁に会って彼氏になりたい?」

 

ユズル「はい」

 

僕「遠距離というわけではないのですね?」

 

ユズル「いつも、アキマサが僕の家に来るので……。アキマサは僕の家を知っていますが、僕はアキマサがどこに住んでいるのか詳しくは知りません」

 

僕「聞いたことないのですね?」

 

ユズル「何か聞いても、『プライバシーは聞かないで』って言われるんです」

 

僕「まあ、セフレってそういうものでしょうが……。3年も続くと情が移ってきますよね?」

 

ユズル「そうなんです。僕も、最初は体の関係だけってことで納得していたんですが……」

 

僕「コロナとか……いろいろあると……パートナーが欲しくなりますよね?」

 

ユズル「コロナの時は、1年も会えなくて……。久しぶりに会った時、涙が出てしまって……。でも、アキマサは『なんで泣いてるの?』って聞いてきて……」

 

僕「ユズルさんはアキマサさんを好きになってきているのに、アキマサさんはそうでもない……」

 

ユズル「はい、温度差を感じます」

 

僕「アキマサさんには、本命彼氏がいるのか? あるいは女性と結婚しているのか? それとも単に束縛されたくないのか?」

 

ユズル「さりげなく聞いたこともありますが、教えてくれません。占っていただけませんか?」

 

僕「アキマサさんのフルネームとか、生年月日などは……わかりませんよね?」

 

ユズル「198x年生まれということしか、わかりません」

 

僕「では、198X年生まれのアキマサさんは、①ユズルさん以外に彼氏がいる。 ②女性と結婚している。 ③独身で決まった彼氏もいない。 これで、3者択一占いをしましょう」

 

ユズル「お願いします」

 

僕「最初に出るのは、ユズルさんの現状を表します」

↑「司祭」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

 

同性婚の絵です。

彼氏というより、パートナーを望んでいるのですが、希望はかなっていません。

 

198X年生まれのアキマサさんは、①ユズルさん以外に彼氏がいる。

↑「ワンドの10」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

 

犬を連れた1人旅の若者です。

アキマサさんは、心ならずも1人で生きています。

 

↑「カップの9」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

 

アキマサさんは、1人を楽しもうとしてますが……。そうはなっていません。

 

②アキマサさんは、女性と結婚している。 

↑「保護者」正位置。

アキマサさんには、子どもがいます。

 

↑「自己嫌悪」リバース(逆さま)。見やすくするために正位置で貼り付けてます。

 

アキマサさんは、女性との結婚に憧れました。

しかし、それは失敗したのです。

 

③アキマサさんは独身で決まった彼氏もいない。

↑「金貨の5」正位置。

ケガをしている絵ですが、経済的困窮を表します。

アキマサさんは、経済的に豊かではありません。

 

↑「ワンドの3」正位置。

アキマサさんは、子どもを支援しています。

経済的に豊かでないのは、養育費のせいでしょう。

 

ユズル「アキマサは、離婚歴があるということですか?」

 

僕「そう解釈できます。元妻のところには子どもがいるのでしょう」

 

ユズル「アキマサは、お金がないから、彼氏をつくらない? 2人で住んだ方が家賃などは節約できるのに?」

 

僕「お子さんと定期的に会っているのかもしれません。離婚後、男性同士で付き合ってることをお子さんや元妻に知られたくないのでしょう」

 

ユズル「アキマサは一生、ひとりで生きていくつもりなのですか? 離婚して、養育費を払っているなら、新たなパートナーを得てもいいじゃないですか?」

 

僕「性格の不一致などで離婚した場合、その後、元夫が男性と付き合うと、元妻側は『もともと偽装結婚だったのか?』と勘繰ってしまいがちです」

 

ユズル「でも……」

 

僕「結婚も、離婚も、理由や経緯は人それぞれ。ゲイでも偽装結婚と言えない場合もあります。しかし、何でも単純化して考える人が根強く存在するのが世間です。元妻というより、元妻の親が偽装結婚だったと決めつけることもあります」

 

ユズル「アキマサとパートナーになるのは無理ってことですね? 他の男を探した方がいいですね?」

 

僕「最終アドバイスカードを引きましょう」

↑「月」正位置。

月は悩みの象徴。開け放たれた部屋での男性同士の睦事は、常に世間の噂や攻撃に苦しめられます。

しかし、ベッド上の2人は、それを忘れて陶酔しているように見えます。

 

ユズル「セックスを表しているのですか?」

 

僕「コロナの空白を挟んで、3年もセフレ関係が続いているのは、セックスの相性がいいのでしょう。そこを支えに絆を深め、世間と対峙する道があることを表しています」

 

ユズル「僕は、アキマサとパートナーになれるなら、世間なんか気にしません。貧しくても構いません。でも、アキマサの方が……」

 

僕「LGBTなどと言われてますが、人々の価値観はそう簡単には変わりません。特に世の中を仕切っている50~60~70代男性は、同性愛嫌悪が当たり前の時代に人格形成されてます。頭と心に染み付いているのです」

 

ユズル「アキマサと2人なら、乗り越えていきます」

 

僕「離婚に関して、女性が一方的に傷ついて被害者だと考える人がたくさんいます。同性愛者自体には理解や共感しても、ゲイが結婚して、結局離婚したという話には、反発する人が女性や若者にも少なくありません」

 

ユズル「僕と一緒になることで、アキマサはゲイバレして、過去に遡って糾弾されるのですね?」

 

僕「誰とも付き合わず、セフレ関係だけに留めて、ひとりで生きていくというのは、アキマサさんなりの覚悟なのでしょう」

 

ユズル「諦めた方が、アキマサのためでもあるのですか?」

 

僕「ただ、子どもは成人して独り立ちします。そうなれば養育費は終わるし、アキマサさんは必要以上にゲイバレを恐れなくなるかもしれません」

 

ユズル「アキマサの子供は……何歳なんだろう?」

 

僕「アキマサさんと生きていくのは、未婚同士ならしなくてもいい苦労も背負いこみますよ」

 

ユズル「アキマサとなら、できます。あの……今日の占いの結果をアキマサに伝えてもいいでしょうか?」

 

僕「構いませんよ。なんなら、アキマサさんからの質問にもお答えします」

 

ユズル「ありがとうございます。アキマサに伝えて、もしその通りなら、僕の気持ちをアキマサに言います」

 

僕「アキマサさんにとって、結婚も離婚も子どもの問題も、一生の問題でしょう。焦らないで、少しずつユズルさんの思いを伝えて行けばいいと思います」

 

ユズル「わかりました。アキマサに彼氏や今も妻がいるのではないかと、恐れていました。それ以上に、僕はやっぱり遊びの対象じゃないかと……」

 

僕「アキマサさんは、男性を好きになることを封印しています。つまり、ユズルさんはあくまでもセフレの1人。恋人に格上げされるかどうかは未知数です」

 

ユズル「はい、それは承知の上です。でも、少しでも可能性があるなら賭けてみたいです。0から相手を探すよりはいいです」

 

僕「身近に好きな人がいるのは幸せなことです。両想いになれたら、もっと幸せですね」

 

ユズル「少し希望が見えてきました。ありがとうございました」

 

僕「こちらこそ、ありがとうございました」

 

さて、今日の易タロットです。

↑「雷山小過(らいざんしょうか)」

2人の人物が背を向けて反発しあっています。

しかし、何かがあったわけではありません。

 

周囲は穏やかです。小鳥が飛び立っただけなのです。

 

あなたは今、運気が下がっています。

大きなことを起こすべきではありません。

 

小さなことに動じないように、基盤を固めるのが先決です