ゲイ占い師 豫 空潤です。
世間を騒がせ続けている「故ジャニー喜多川の少年たちへの性加害問題」は、今年初め、イギリスBBCのドキュメンタリーを発端に大きく報じられるようになりました。
3月に僕が書いた記事↓
4月に僕が書いた記事↓
5月、ついにNHKが「クローズアップ現代」という30分のドキュメンタリー全編で「ジャニー喜多川の性加害」を扱いました。
それによると、NHKは元所属タレント・元事務所スタッフなど100人を超える関係者に取材を申し込み、13人が取材に応じた、
13人中、「性被害を受けた」のは6人。「性被害について見聞きした」のは4人。「性被害も受けてないし、見聞きもしてない」のが3人だった。
元ジャニーズJrの二本樹 顕理(にほんぎ あきまさ)さん(39・今は大阪在住で芸能界とは無縁)
「性被害を受けてから、25年経ったが、誰にも話せなかった。中学1年でジャニーズに入所し、3か月経った頃、ジャニー喜多川から赤坂の高級ホテルに泊まるよう促された」
「夜になり『ユーたち、もう寝なよ』と言われて寝たら、寝入る頃にジャニー喜多川がベッドに入ってきて、
マッサージみたいに脚や全身を揉まれて、そのうちにパンツの中に手を入れてきて性器を触られ、オーラルセックスをされた」
「13歳で、性経験がまったくなく、何をされているのか(当時は)理解していなかった。体が硬直し、どうしていいかわからず、最後まで寝たふりをするしかなかった。心と体が別々になり、セルフイメージが崩れてしまった」
「翌日、1万円を渡された。売春みたいで……お金で買われたと感じた。それ以後、(芸能の)仕事が増えた」
「(性被害を受けたことは)事務所などの大人には言えなかった。(ジャニー喜多川は)絶対的な存在で、訴えたら(芸能の)仕事はできなくなると思った。(芸能の)夢を追いかけて入所したのに、こんな形でしか、のし上がったり認めてもらえなかったりするのがショックで、そういう場所に身を置いているのが嫌で、2年で引退した」
「トラウマが残ってしまった。引退後、就職したところの上司が(当時のジャニー喜多川と同世代の)50代60代男性だと、妙な恐怖感が湧いてきて、普通に接することができなかった。食事中に(性被害の)フラッシュバックが起こり、吐きそうになった」
林さん(仮名・50代・元ジャニーズJr)
「10代の頃、(ジャニー喜多川に)「風呂入っちゃいなよ」と言われ、風呂場に連れていかれ、服を脱がせてきたので『自分で脱げます』と言ったが、全部脱がせられ、風呂で全身を洗われた」
「(ジャニーズJrの)仲間内では、『昨日の夜(ジャニー喜多川が)来た!』『え? 来たの? かわいそう!』って話してました。最初は落ち込むけど、みんな男の子なので、強がって『来た?』というノリで話してました」
匿名を条件に取材を受け入れた元ジャニーズ事務所のマネージャー
「会社の全権は、ジャニー喜多川と(その姉の)メリー喜多川が担っていて、自分たち社員にとって雲の上の存在でした。話しかけるなんてできませんでした。ジャニーズJrの子たちが訴えてきたら、話は違っていたと思いますが……」
匿名の元ジャニーズJrの男性
「私の場合は、ギリギリ鼠径部までのマッサージ止まりだったが、仲間が別室に呼ばれて被害にあったり、隣で寝ていた仲間がゴソゴソと何かされているのを見たりした。『昨日されちゃった……』と聞くと、かわいそうと思うと同時に、『自分は無事でよかった』……今思うと、卑怯な考えだった」
元ジャニーズJrの、二本樹 顕理(にほんぎ あきまさ)さん
「(1980年代や90年代に)性被害を公表し、もみ消されてしまっている人達を見て……自分が声を上げても、どこにも届かないんじゃないかと……城壁に向かって小石を投げるようなもので……声を上げる自信や抵抗していく自信がなかった」
林さん(仮名・50代・元ジャニーズJr)
「人とは違う人間になっちゃったんだなというのが一番(辛かった)。親にも友達にも言えなかった」
二本樹 顕理(にほんぎ あきまさ)さんの「心と体が別々になり……」という証言が印象に残りました。
僕はゲイなので、自分の意志で男性同士のセックスをしてきました。
しかし、男性なら誰でもいいということはありません。
18歳でゲイデビューした際、最初にお付き合いしたのは40歳過ぎの「おじさん」でした。
もちろん合意でしたし、「おじさん」との行為で不快だったことはありません。
しかし、「おじさん」は、なぜかある日「おじさん」宅に「僕の知らないお爺さん」も呼んだのです。
18歳の僕からして、祖父ぐらいの「お爺さん」は、僕に対して微笑んでいて、普通に考えると「愛想のいい老人」です。
でも、当時の僕には「若い男の子を前にして、ニヤニヤしている」ように見えました。嫌な予感がしたのです。
3人で座っていると、突然、僕の隣の「おじさん」が、僕のシャツを胸までめくり上げました。そしてすぐに、剥き出しの僕の胸と腹を「お爺さん」が撫でてきたのです。僕の「嫌な予感」は確信に変わりました。
僕は男性ですから、胸や腹を撫でられるのはどうってことありません。しかし、その後の展開を恐れたのです。
「(帰りの)電車の時間だから」と、僕は立ち上がり、めくれたシャツを直しました。「お爺さん」が、残念そうに僕を見送ったのを今でも覚えています。あのままされるがままになっていたら……、「お爺さん」の手が下半身に伸びたことでしょう。
当時、僕は東北の地に居て、「おじさん」宅から1時間以上電車でかかる実家に住んでいたのです。田舎ゆえ、電車は1~2時間に1本でした。が、実は電車の時間まで、まだまだ余裕があったのです。
その時の「お爺さん」以外にも、なぜか「おじさん」は、僕を何人かのゲイの知人に貸し出そうとしました。僕は、自分が「モノ」みたいに扱われたことがとても不快で、すべて断りました。引き換えにお金をくれようとしましたが、拒否しました。
「おじさん」から「頑固だ」「我が儘だ」「若い子はお金でなびくものなのに……」などと言われましたが、僕にとって「嫌なものは嫌だ」「お金をもらって関係するのは、もっと嫌だ」と考えてました。
その考えは今も変わりません。(もちろん、今はそのようなお誘いは皆無ですが)
18歳のゲイの僕ですら、好みの対象外である「老人」に迫られるのは、嫌悪感や恐怖でしかありませんでした。
話を元に戻します。
10代前半の、性行為未経験の異性愛の少年にとって、ベッドに入って下着の中に手を入れてくる老人(ジャニー喜多川)は、どれほど恐ろしかったでしょう。
しかも、その老人には絶対的な権力があり、「アイドルになりたい」という夢がかなうかどうかの全権を握っている……絶対に断れない相手……。
10代前半の少年は、思春期。時に虚勢を張っても、心も体も感じやすい年頃。
膨大な人数の少年を相手にしてきた老練のテクニックを駆使されて「手と口で、あっという間にイカされてしまう」(北公次の著書より)。
ほとんどの少年にとって「ゲイの老人」との性行為など、何があっても避けたい、我慢できない行為。だが、逃げられず、抵抗できない惨めさ……そのうちに思春期の体は反応し、射精させられてしまう……。
本来なら、男性にとって「射精」は性的快感の絶頂。なのに、状況は最悪で、おぞましいとも思えるシチュエーション。拒否できない自分の情けなさ……。それでも「射精」し、肉体が感じてしまったのは自分自身が1番わかっている……。
二本樹 顕理さんの「心と体が別々……」は、そういう状態を言っているのでしょう。
自分では嫌悪感と恐怖しかなかったはずなのに……肉体は絶頂を迎えさせられてしまった……自分は何にされてしまったのか?
という感情から、林さんは「人とは違う人間になっちゃったんだなというのが一番(辛かった)……」と言っているのでしょう。
もちろん、男性によって射精させられても、それだけで異性愛だったのが同性愛になることはないです。
林さんは「自分の希望しない性行為で射精させられ続け……そのことに慣れさせられた」ことが、「人とは違う人間」と言っているのだと僕は考えます。
まさに「性加害は魂の殺人」です。被害者の尊厳や自己肯定感を奪うのです。
二本樹 顕理さんの映像を見て、僕は彼の左手薬指に指輪があるのを見つけ、嬉しくなりました。性的なトラウマを乗り越え、今はご結婚されているのでしょう。(たぶん)
話変わって、市川猿之助さんが自殺(未遂)を図り、ご両親が亡くなりました。
自殺(心中)の動機は、同性間のセクハラ・パワハラ報道と言われています。
が、まだ肝心な部分が明らかになっていないので、憶測によるコメントは差し控えます。
明らかになったら、改めて記事にするかもしれません。
さて、今日の観音オラクルカードです。
↑31「弧を描く柳の姉妹」
「柳に雪折れなし」と言うように、柳の枝は、悪天候でもダメージがあまりありません。柳のように、あなたも、過去の傷ついた体験を許しましょう。相手の為と言うより、あなた自身の為です。
いつまでも、過去の傷にとらわれていると、あなたのエネルギーが少なくなるのです。しかも、他者を許すということは、いつか、あなた自身が許されることにもつながるのです。
人を傷つける行為が良くないのは明らかですが、そこにこだわるべきではありません。強風が吹いても、弧を描いてかわし、風が止めば元に戻る柳のように、あなたも、済んだことは許しましょう。
いつまでも続く怒りの感情は、あなたを硬直させ、前に進む力を奪うのですから。
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